ママスタ私(ヒロミ、50代)は夫(マサヨシ、50代)と娘(ミア、大学2年生)との3人暮らし。長年夫の会社の社宅(一軒家)に住んでいます。長男は昨年、大学卒業後に就職して家を出ました。うちの近所に義実家がありますが、夫も私も正社員として働いているため、仕事を理由に義実家へは行っていません。義両親(80代)との折り合いが悪いというのもあります。義両親は私や私の親を格下と考え、何かと上から目線で嫌味を言ってくるので、私は最低限の付き合いにとどめています。
ある日、義両親から夫に「2階を整理してほしい」という連絡がありました。

私はいつも上から目線の義両親を好きになれず、これまで最低限の付き合いしかしてきませんでした。しかし「俺は整理とか苦手だから付き合ってほしい」と夫に懇願され、しぶしぶ義実家へ向かうことに。

気が重いながらもなんとか整理を済ませ、私が義実家の台所でお茶を入れていると、夫と義両親の話が聞こえてきました。

「二世帯住宅」「引っ越し」などの不穏なワードが聞こえ、思わず手が止まってしまいました。

「ゆくゆくは介護をして」なんて話す義母に、夫も乗り気です。

私はすぐ、「二世帯同居なんて聞いてません」と話に入りました。しかし義両親たちは、二世帯同居をすることはまるで決定事項かのように「いつまでも社宅には住めないだろうし」「ミアが卒業してからでいいわよ」なんて言います。

私たち夫婦は定年前に社宅を出て、マイホームを持つつもりでした。これまで家賃が安い社宅に住んでいたおかげで、ある程度の貯金もできています。だから、そんなに広くない家であれば土地や家のお金は自分たちだけでなんとかできるはずです。

しかし義母はこの話を聞いて「どうせ家を買うなら私たちの土地を使わせてあげる」と言います。
義両親からの強引な提案は到底受け入れられません。
娘が巣立ったら夫婦2人でのんびり過ごそうと思っていたのに、二世帯同居なんて......。絶対に私は義両親の介護要員にされるはずです。勝手に進められようとしている話に対して、何も聞かされていない私が納得できるはずもありません。
これから私たち夫婦の生活を大切にしようと思っていたのに、義両親は何の遠慮もなく、私たちに介護や生活費の負担を押し付けようとしてきました。二世帯同居なんて、お断りです。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・高橋志貴 編集・海田あと
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