宇宙飛行士の野口聡一が日本版声優に『星つなぎのエリオ』

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2025年07月07日 12:01  cinemacafe.net

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『星つなぎのエリオ』(C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ディズニー&ピクサーの最新作『星つなぎのエリオ』の日本語吹替版に宇宙飛行士の野口聡一が出演していることが分かった。

本作は、孤独な少年エリオが宇宙で本当の居場所を見つける感動のファンタジー・アドベンチャー。

野口が担当するのは、劇中で登場する、故カール・セーガン博士の「宇宙に存在するのは人類だけか、我々は孤独か」という歴史的な音声。カール・セーガンの言葉は、主人公エリオが宇宙に憧れるきっかけのひとつでもあり、“つながり”を描く本作を象徴する大切なセリフになっている。

カール・セーガンの宇宙をテーマにした伝説のドキュメンタリー番組「コスモス」の大ファンで、宇宙飛行士を目指す上で影響を受けた存在だという野口は、「大変光栄でした。我々世代にとってカール・セーガンさんの『コスモス』というテレビ番組は非常に影響力があって、あの番組を見て宇宙飛行士になりたいと、宇宙科学関係で働きたいと思った人はいっぱいいると思うんです。私も高校生くらいの時だったのですが、毎回放送を楽しみにしていたことを覚えています」とコメントしている。

また、「はるか遠い宇宙の冒険活劇のようだけど、これは孤独と絶望に苛まれる少年エリオが大切な人との心の絆を取り戻す、魂の再生の物語です。さまざまな出会いを通して、姿の違いや意見の衝突を乗り越えながら、エリオは共生することのすばらしさを学んでいきます。誰からも愛されない、必要とされてないと嘆いているあなたにこそ、この映画を観てほしい」と語っている。

さらに「かつて世界中の宇宙ファンをとりこにしたカール・セーガン博士の温かい言葉が、あなたの凍った心をきっと解かしてくれるはずです」と、かつてエリオと同じように宇宙に憧れたひとりの宇宙ファンとしてあたかかいコメントを寄せている。

本作で監督を務めたマデリン・シャラフィアンは「SETI(地球外知的生命体探査)や、カール・セーガン、ボイジャー計画、実在の宇宙飛行士たちが言ったことも参考にしています」と制作の裏側を明かしている。

プロデューサーのメアリー・アリス・ドラムは「私たちは、SETI 研究所の創設メンバーの一人で、カール・セーガンと一緒に仕事した天文学者のジル・ターター博士と会いました。彼女は私たちに、宇宙についてもっと広い視野で考えることを教えてくれました。この物語には、つながりという強いテーマがあり、私たち全員の心に響きました」と、作品に込められた大切なメッセージについて語っている。

『星つなぎのエリオ』は8月1日(金)より全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)

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