6月対米輸出、3カ月連続減=関税発動の自動車落ち込む―財務省

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2025年07月17日 10:02  時事通信社

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時事通信社

東京都江東区の青海コンテナ埠頭に積み上げられた貨物コンテナ(資料写真、AFP時事)
 財務省が17日発表した6月の貿易統計速報(通関ベース)によると、米国向け輸出額は前年同月比11.4%減の1兆7071億円だった。減少は3カ月連続。トランプ米政権が追加関税を発動した自動車が大きく落ち込んだ。

 自動車は輸出額が26.7%減となった一方、台数ベースでは3.4%増えた。各メーカーが追加関税のコストを自社で吸収し、米国内での値上げに備え価格を抑えて輸出している可能性がある。

 対米輸出額は医薬品が40.9%、自動車部品は15.5%、それぞれ減少した。

 世界全体での輸出額は米国向け自動車の減少が響き、0.5%減の9兆1626億円。輸入額はアイルランドからの医薬品や、中国からのスマートフォンなどが増え、0.2%増の9兆95億円だった。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1531億円の黒字で、黒字は3カ月ぶり。

 同時に発表した2025年上半期(1〜6月)の貿易収支は、総額で2兆2158億円の赤字だった。対米貿易収支は4兆1320億円の黒字で前年同期(3兆8901億円の黒字)から6.2%拡大。トランプ米大統領は巨額の貿易黒字を問題視し、高関税政策をとっている。 

このニュースに関するつぶやき

  • 超円安とトランプ関税で貿易赤字、延いては経常収支の巨額赤字が常態化するようになったら愈々日本の財政破綻の兆しです。意味不明の財務省叩きよりも財政再建の時ですw
    • イイネ!2
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