発見された手塚治虫の未発表作品のネーム(野生児もの)=1日、埼玉県新座市(C)手塚プロダクション 【ネーム(1)(野生児もの)】公害が深刻化する中、大壮コンツェルンの社長は息子で赤ん坊の呑馬を、高性能コンピューターに養育させる。落雷で機器が停止した末、九死に一生を得た呑馬の体にはヒョウに似た斑点が浮かび上がり、15年の時が過ぎる。
【ネーム(2)(山岳もの)】日本人青年の堀田純は、スイスで結婚式を挙げていた新郎トニオ・ルビッツに決闘を申し込む。兄の卓が3年前、ルビッツとアイガー北壁を登攀(とうはん)中に遭難死しており、その真相に迫ろうとしていた。
【ネーム(3)(「低俗天使」の試作品)】映写の仕事を始めた仁吉は幼い女児に懐かれ、世話をすることになる。3日間で多くの人を幸せにするよう、神から試練を与えられた天使の物語を語って聞かせる。

発見された手塚治虫の未発表作品のネーム(山岳もの)=1日、埼玉県新座市(C)手塚プロダクション

発見された手塚治虫の未発表ネーム(短編「低俗天使」の試作品)=1日、埼玉県新座市(C)手塚プロダクション