
来週予定される国会での総理大臣指名選挙をめぐり、与野党の駆け引きが激しくなっています。自民・国民民主両党の幹事長はきょう午後会談し、対応を協議する見通しです。自民党本部から中継です。
自民党の鈴木幹事長は、高市総裁が総理に指名されるよう最大限努力するとしていて、決選投票に向けて国民民主党の協力を得たい考えです。
鈴木幹事長と国民民主党の榛葉幹事長はきょう午後、総理指名選挙での両党の対応などをめぐり意見を交わす予定です。
鈴木氏はきのう、「政策が一致しないところが集まっても問題が続く」と野党による共闘をけん制した上で、国民民主を念頭に「自民党と政策が一致する政党が塊としてある。内外の課題にこたえる体制をつくりたい」と述べ、秋波を送っています。
また、自民党は午後、「両院議員懇談会」を開催し、高市氏が公明党の連立離脱に至る経緯などを説明する方針です。
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選挙協力の見直しに党内が揺れるなか、引き続き結束を求めるものとみられます。
一方、高市氏は自らが総理に指名された場合に備え、閣僚人事の検討を本格化しています。総裁選で争った小泉農林水産大臣と林官房長官は引き続き重要閣僚に起用する考えで、小泉氏は防衛大臣、林氏は総務大臣にあてる案が浮上しています。