防衛省 秋田県のクマ被害対応に自衛隊派遣の方向で検討

秋田県でクマによる人身被害が相次いでいることを受け、防衛省が自衛隊を派遣し、支援を行う方向で検討していることが分かりました。

秋田県の鈴木健太知事は28日にも防衛省を訪問し、小泉防衛大臣に対しクマの駆除や捕獲に関わる対応に自衛隊の支援を要請する予定です。

防衛省幹部によりますと、防衛省側は秋田県の要請に応じ、現地に自衛隊を派遣する方向で検討しているということです。▼派遣される隊員は銃を携帯せず、▼クマの捕獲に必要な物資の輸送や、▼情報収集などの後方支援を行う方向で調整が進められています。

木原官房長官は27日の会見で「要請を受けた大臣が総合的に勘案し、部隊を派遣するかどうか決定する」と話していて、鈴木知事と面会する小泉大臣が要請の内容をふまえて判断する見通しです。