女性の政界進出、見えた課題=能條桃子さん「今は過渡期」―国際女性デー

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2026年03月01日 15:02  時事通信社

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時事通信社

インタビューに答える能條桃子さん=1月20日、東京都中央区
 政治分野のジェンダー平等実現を目指し、女性らの立候補を支援する「FIFTYS PROJECT」代表の能條桃子さん(27)が時事通信のインタビューに応じた。2023年の統一地方選で20〜30代の女性ら24人を全国の地方議会に送り込んでから3年。当事者目線の気付きが行政に生かされた一方、議員同士の人間関係や育児との両立など「課題も見えてきた」と語った。

 「議会に若い女性が入る意味の大きさと、1人入っても変わらないという壁の大きさを、両方感じる」。能條さんは3年間の活動を振り返った。防災備蓄の生理用品を充実させたり、妊娠や死産・流産に関する相談窓口を市民に寄り添う形に改善させたりなど、成果もあった。

 一方、政策実現のために議会で多数派をつくる難しさ、腰が重い行政へのもどかしさ、子どもの行事に出られない葛藤を打ち明けるメンバーも。特に深刻なのは議員同士の人間関係だという。政治信条が近い先輩女性議員と連帯できるかと思えば、「票の食い合いやポジションの取り合いになり、むしろ(連携が)難しい」という厳しい現実も見えた。

 能條さんは前回の統一地方選ではメンバーの高い当選率に手応えを感じた。ただ、政令市議会や都道府県議会など規模の大きな選挙は今後の課題だ。これらには「政党政治」が持ち込まれやすく、新陳代謝も起きにくいため新人女性の擁立・当選のハードルが高いと分析している。女性の公認候補は「男性を脅かさない」「男性に受けそう」といった「男性目線」で選ばれがちだとも指摘する。

 来年4月の統一地方選では、候補者を「100人立てたい」と意欲を示す。前回送り出した議員たちは、次の候補者の心強いサポーターになる。能條さんは「(議会が)男女同数までいけば、女性という『ラベル』が機能を持たなくなり、女性枠を取り合うこともなくなる。今は過渡期だ」と語った。

 日本で初めて女性首相が誕生したことについて尋ねると、複雑な心情を吐露した。「世襲でもなく、普通の家庭出身の女性が首相になったのは本当にすごいことだ」としつつ、高市早苗首相は選択的夫婦別姓や同性婚への反対など「『バックラッシュ』(反動)の急先鋒(せんぽう)だった」と指摘。「自分たちの代表だと思える女性首相の誕生に向け、準備していくことが大事だ」と先を見据えた。

 能條 桃子(のうじょう・ももこ)1998年生まれ。慶大院経済学研究科修士課程修了。一般社団法人「NO YOUTH NO JAPAN」代表理事。2021年、森喜朗元首相の女性蔑視発言に対する抗議署名を提出。22年、米誌タイム「次世代の100人」に選出された。 

国際女性デー2026
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  • 女性でもLGBTでも人数や割合で決めるやり方を採用すると「女性だからLGBTだから」出世や昇進したんだねと言われたり思われたりして結局その人の地位を下げるから米国では違憲になった。
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