
<陸上:名古屋ウィメンズマラソン>◇8日◇バンテリンドームナゴヤ発着(42・195キロ)
世界選手権2大会連続代表の佐藤早也伽(31=積水化学)が、2時間21分56秒で日本人トップでゴールした。前回大会に続いて、2大会連続で日本勢1位となった。来年10月3日、名古屋開催のロサンゼルス五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権も獲得。
会見では2連覇のシェイラ・チェプキルイまで2秒差と肉薄したレースを振り返り、「昨年よりは状態も良くないのかなと思っていた。それでも自分は自己ベストを出したいなって目標がないと頑張れないなって、いうのがあって。不安な気持ちはあって…。それに負けないように練習を頑張ってきました」と涙目で語った。
積水化学の野口英盛監督(46)も「正直、ここまで走るのは想定外ではないけど…。世界陸上もやっていて、去年の練習より120%、130%やれたわけではない。成長できたところは2時間17分を持っている2人と競り合った。世界陸上で感じたところを常に持っていたからこそ、結果はあと1歩まで食らいつけた。そこは成長かなと思う」と佐藤をねぎらった。
約7メートルの向かい風が吹き付けるなど厳しいコンディション。それでも、「かなりタフなコンディションになるのは分かっていた」。設定されたペースは難しいことを踏まえ、「なるべく力を使わないように指示をしてスタートさせました」と野口監督は明かした。
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佐藤も「監督からも『考えて走れよ』と言われた。集団の前で走るのは得意ではない。集団の後ろの走りやすい位置で走っていたおかげで風の影響を受けないように走れた」と好走の要因を語る。
前回との違いについては「違いは12月までケガもあって走り込めていない。足づくりもうまくいっていない状態でした」と不安要素もあった。しかし、「そこから1月、2月に何とか取り戻そうという気持ちで練習に取り組んだ形です」と佐藤。急ピッチで仕上げてきた。
終盤には前回覇者とデッドヒートを繰り広げた。
「勝負になるところでキツくなるかなと思った。勝てればよかったが、去年とは違って、最後までいけたところは非常に評価できる」と指揮官は手応えを口にする一方、佐藤は「ラストで競り負けたのも悔しい」と繰り返して言う。
それでも、好感触を手にした再び見据えるのは、世界のロードだ。
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「今日は久しぶりに粘り倒せた。根性むき出しというのは競技の良い一面なのかなと思います。芯は持っている」とたたえた後、「2秒負けたのでそこをどうするかは頑張る仕事かなと思う」と指揮官。佐藤は「先頭の選手に並びかけて、やっぱり力負けしてしまった。そこは悔しい。もっと強くなりたい」と高みを見据えた。
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