チケット販売後即完売となり満員御礼となった東京ドーム。客電が落ち、剣が空を舞う、壮大なオープニング映像がスタートするとオーディエンスはその世界観に歓声を上げ緊迫した雰囲気に息をのむ。銀の剣を手にし、眼光を鋭く光らせるちゃんみなが映し出され、ステージ上の巨大な扉が開くと、これまでの「AREA OF DIAMOND」シリーズを象徴するモニュメントやメモリーが展示された美術館のようなセットが出現した。
「東京ドーム!『AREA OF DIAMOND FINAL』を迎えることができました!満員!私にとっては本当に信じられない光景です。本当にいるんだね?みんなにどれだけ会いたかったか」と、目の前の光景がまだ信じられないようだ。18歳でリリースしたメジャーデビュー曲「FXXKER」。続いても初期の楽曲「Princess」。スキルフルなラップで、自らが世界一マイクの似合うプリンセスであることを示し、「今わたしは東京ドーム立ってるで」と歌詞を変えると、喝采が送られた。
フラッグを振るダンサーたちの中心で、「I’m a princess!」とロングトーンを響かせる。「^_^」では、ちゃんみなのライブが歌とラップだけでなく、ダンスも含めたエンターテインメントショーであることを見せつけた。その後、LEDビジョンには、7歳から日々の出来事や想いを書き綴ってきた「ノート」が、ちゃんみなにとってどれほど大切な存在なのかを伝える映像が映し出される。
「AREA OF DIAMOND 2」で「太陽」を披露した際に印象的だった大量の雨を、ドーム上空から再び降らせ、「太陽」を熱唱。ちゃんみなが手を伸ばすと、その手のひらに雫が落ち、やさしく「太陽だ」と歌い、楽曲を締めくくった。
◆ちゃんみな、27年間の痛みを美しい歌へ
笑顔で花道を歩きながら、「Good」を歌い、オーディエンスに手を振る。さらに哀愁漂うピアノの旋律が響き、「ダリア」へ。ちゃんみなが立つセンターステージがゆっくりと動き出した。どよめきの中、メインステージからは何度も火柱が上がり、曲に込めた想いを後押しする。ムービングステージはアリーナ後方に到着。「一緒に歌ってくれるかな?」と問いかけ、「PAIN IS BEAUTY」。会場を包む大合唱と共に、27年間の痛みを美しい歌へと昇華した。「みんな、教えてくれてありがとう。『PAIN IS BEAUTY』」と口にし、自らの痛みを肯定してくれたオーディエンスに感謝を伝えた。
ステージ上でエレキギターを背負うと次に演奏する「I’m Not OK」のコール&レスポンスを指示する。「みんな、大丈夫じゃない時は『大丈夫じゃない』って言ってください。私と一緒に!」。サビ前でちゃんみなが「行くぞ!東京ドーム!」と叫び、「I’m Not OK」という痛快なコール&レスポンスが響いた。
横浜アリーナで初めて開催された2023年の「AREA OF DIAMOND」にて、メイクオフパフォーマンスが話題を呼んだ「美人」。その「美人」のイントロが流れると、オーディエンスからは悲鳴にも似た歓声が響く。今回の東京ドーム公演でもステージ上にはメイクオフをするちゃんみなを模した胸像が飾られるほど、このライブシリーズにとって重要な曲の一つといえるだろう。ちゃんみなが『ちゃんみな最近まじかわいい』と口にすれば客席から「かわいい!」と声が上がり、ちゃんみなは「女は皆正気じゃないそうだろ東京ドーム!?」と挑発。最後にロングトーンを決め、オーディエンスと共振した。
◆ちゃんみな&iKON・BOBBY、ドーム上空でラップ交わし合う
制作中のNEWアルバムから自身の現状をハスリングする新曲「NAME CARD」を初披露。完全なるHIP HOPナンバーの後に披露したのはまるで皮肉かのように「I’m a Pop」。火柱が何度も上がる中、ジャンルを問う世の中に対して、両手を広げて「I’m a pop」と歌い放つちゃんみなの姿は無敵そのもの。私は私だけの音楽を鳴らす――そんな揺るぎない意志が放たれる。性急なビートが轟き、「東京ドーム!行くぞ!」というアジテートから「WORK HARD」へ。4万2千人が拳を突き上げ、「work! work!」と声を上げる姿はもとより、楽曲終盤で気球に吊るされ、ドームの上空30メートルに飛び上がるちゃんみなの姿はまさに驚愕の一幕だった。
LEDビジョンには、ドームのバックステージに設けられた部屋のような空間で「Angel」を歌うちゃんみなの姿が映し出される。一瞬、その背後に黒髪の男性の後ろ姿が映り込んだ。バックステージから移動し、再びメインステージに現れたちゃんみな。「AREA OF DIAMONDを始めたときから、私の気持ちは変わってません。あなたが泣いている限り、私はあなたの代わりに歌って踊ります!」。幼少期から習っていたバレエの影響を感じさせる舞いとともに「Angel」を歌い、「みんな愛してるよ!」と告白した。
続いて「おかえり!」という言葉から、「Let you go feat. HIROTO (INI)」へ。ちゃんみなのデビュー前から約7年間バックダンサーを務め、現在はINIのメンバーとして活躍する西洸人が、アリーナエリア後方のステージに姿を現した。「あの時は何もなかった6畳半朝まで話した雨も地獄も乗り越えた君とは」と、2人が出会った頃の記憶を思わせる情景を歌うちゃんみなを西は見つめる。この前に披露された「Angel」のMVでちゃんみなと西は恋人役を演じており、見事な伏線回収となった。西が立つステージが動き出し、ちゃんみなが立つメインステージに近づいていく。2番は西のパート。ラップをしながら、ちゃんみなのことを指差すと、ちゃんみなは優しい笑顔を浮かべた。2人のストーリーを祝福するように、火柱が上がった。
M1. KING M2. RED M3. NG M4. Sober M5. Fxxker M6. Princess M7. ^_^ M8. note-book M9. 太陽 M10. Good M11. ダリア M12. PAIN IS BEAUTY M13. I’m Not OK M14. 美人 M15. NAME CARD(新曲) M16. I’m a Pop M17. WORK HARD M18. 無重力 feat. BOBBY(iKON) M19. B級 M20. ハレンチ M21. Angel M22. Let you go feat. HIROTO(INI) M23. Never Grow Up M24. 花火 M25. LEGEND(新曲)