「どんな気持ちで演じていたのだろう」中村ゆりさん 44歳での訃報に絶句…注目集める一度目のがん経験後に出演した「闘病母の演技」

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2026年09月15日 15:20  web女性自身

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女優・中村ゆりさんが直腸がんのため、9月1日に亡くなったことが分かった。44歳だった。



今年7月13日に腸閉塞のため、来年1月スタートのドラマ『デンジャラス』(NHK)を降板していた中村さん。それからわずか2カ月後の訃報に、衝撃と喪失感が広がっている。



中村さんは’96年にバラエティ番組『ASAYAN』(テレビ東京系)のオーディションで合格し、伊澤真理(44)とのデュオ「YURIMARI」で歌手デビュー。’99年に解散した後は、’03年から女優として活動開始。’07年公開の映画『パッチギ!LOVE&PEACE』で演じたヒロイン・キョンジャ役が脚光を浴び、以降も数々の映画やドラマで活躍した。



しかしその陰では、周囲に知られることなく闘病を続けてきたという。所属事務所が発表した声明では、中村さんの病についてこう明かされた。



《中村ゆりは、13年前にもがんを患いました。その時、社長と彼女は、「病名は、仕事の方々には余計な心配をおかけしてしまうので、言わないようにしましょう」と話し、その後寛解、元気に大好きな仕事を続け、検査も欠かさずに受けておりました》



しかし昨年1月に再びがんが見つかり、手術後に転移。根治、寛解を目指すことは難しかったといい、がんと向き合っていく治療を続けていたという。主治医からも仕事を続けることを勧められていたが、《今年8月、復帰に向け回復に努めていた中、再び腸閉塞を起こし、突然余命わずかと告知を受けました》と伝えられた。



若くしてこの世を去った中村さんを惜しむ声が広がるなか、彼女が出演した“ある名作”に再び注目が集まっている。



それは、中村さんが’19年に出演した日本生命のCMだ。「笑顔が大好き篇」と題し、中村さんは小学生の男の子を育てるシングルマザー役を熱演。まるで短編映画のような心温まるストーリーは放映当時も反響を呼び、「第58回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」にも選出された。



本作の冒頭では、男の子が「僕のお母さんは、いつも笑っています。お母さんは毎日、とても楽しそうです」と作文を読み上げる声が流れる。しかし男の子の声と重ねられた映像では、仕事と育児に追われる女性の日常が描かれ、仕事で得意先に頭を下げたり、トイレでため息をついたり、疲労のあまり買い物の列を滞らせてしまったり……。



それでも子供の前では笑顔を絶やさないよう努めていたが、ある日、「再検査結果通知書」が届くことに。医師から早期の治療を促され、入院先の病室では息子から届いた応援動画に励まされる場面も。



エンディングでは息子が授業参観で「お母さんの笑顔は宇宙一だと思います」と作文を読み上げ、こみ上げる涙を浮かべるという描写が。最後は親子が手を繋いで歩く後ろ姿とともに、「私には前を向く理由がある」と読み上げる中村さんの声で締めくくられていた。



中村さんの訃報を受けて、7年前の彼女の演技に思いを馳せた人も少なくないようだ。当時の彼女の心境について、Xでは次のように推し量る声が上がっている。



《この時、どんな気持ちで演じていたのだろうか…》
《中村ゆりさんの日本生命のCMが印象的だったから…ほんとに自分と重なるところあったんだろうなぁ。 「私には、前を向く理由がある」 えーどんな気持ちで撮影してたんだろう》
《13年前にも癌を患っていて、それは公表されてなかったのか 日本生命のCMが多くのひとの心に残るものになったのはきっと中村ゆりさんだったからこそ》



また、日本生命も15日にXのアカウントを更新し、こう中村さんを追悼した。



《中村ゆりさんの訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。中村さんには、当社のCMにご出演いただくなど、これまでさまざまな場面でお力添えをいただきました。 撮影やイベントを通じて、素敵な笑顔と温かいお人柄に触れさせていただいたことを、私たちも大切な思い出として心に刻んでおります。これまでのご活躍に敬意を表するとともに、謹んで哀悼の意を表します》



ある芸能関係者は言う。



「13年前にがんに罹患していたというので、このCMは闘病を経験した後に撮影された可能性が高いでしょう。中村さんは’23年1月にテレ朝のインタビューで、このCMについて《相性が良かったという言い方は変かもしれないですけど、私自身母性も出てきている年齢だし、自然と気持ちがリンクできる設定だったんです》と振り返っていました。



自身の病については一切言及していませんでしたが、インタビューのなかではCMに出演する前から日本生命の保険に加入していたことも明かしていましたね。中村さんの訃報をきっかけに改めて脚光を浴びたかたちですが、彼女にとっても思い入れのある作品だったのかもしれせん」(前出・芸能関係者)



中村さんが残した輝きは、いつまでも多くの人々の胸に刻まれ続けるだろう。

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