『となりのトトロ』サツキのお弁当“ピンクのアレ”の正体 小学生が手作りしてたらスゴすぎ

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2024年08月23日 12:20  Sirabee

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Sirabee

(画像はスタジオジブリ公式サイトより)

23日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、スタジオジブリの『となりのトトロ』を放送。

本記事では、印象に残るシーンの一つである“サツキのお弁当”にまつわる豆知識をご紹介します。

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■ピンクのアレは何?

1988年に劇場公開された『となりのトトロ』は、昭和20年代後半〜30年代初め頃が舞台。

入院中のお母さんに代わり、サツキが朝早くから家族3人分の朝食とお弁当をテキパキと作る場面は驚かされます。

そんなサツキのお弁当に入っている「ピンク色のアレは何なのか?」という声をチラホラ見かけますが、あれは「桜でんぶ」。

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■「桜でんぶ」じつは超絶手間のかかる料理

ちらし寿司などで見かける桜でんぶは、タラなどの白身魚で作る佃煮の一種で、とてつもなく手間のかかる料理なんです!

まず、鍋にタラがかぶるくらいの水と塩少々を入れ、沸騰したら数分茹でて、冷水にとって洗います。

そうしたら、皮と骨を全て取り除いて身を細かくほぐし……

キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。

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■鮮やかなピンク色は「食紅」

そして、あの鮮やかなピンク色は「食紅」。少量の水に混ぜて使います。

フライパンや鍋に、ほぐしたタラと水に混ぜた食紅、砂糖、みりん、酒、塩を加えて、菜箸やヘラなどで空気を含ませるように混ぜながら炒るのですが……これが本当に大変。

油断すると焦げるし、しっかり混ぜ合わせないと色ムラが…。ふわっふわの仕上がりをイメージしながら集中して桜でんぶと向き合う時間が続きます。

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■やっと完成! 小学生が手作りしてたらスゴすぎ…

市販品のように細かくふわふわに仕上げるには、すり鉢やフードプロセッサーを使うレシピもありますが、手でほぐしただけなのでかなり粗い…。こんなに手間のかかる料理を、小学6年生のサツキが手作りしていたら、脱帽です。

サツキのお弁当は、お弁当全体にふっくらとごはんが敷き詰められていて、そこに梅干し、めざし(写真はいわしの丸干しで代用。大きすぎました…)、うぐいす豆、桜でんぶをかければできあがり。

酸っぱい梅干しと塩気のある焼き魚、甘いうぐいす豆と、桜でんぶも甘めの味付けなので、しょっぱいと甘いが両方楽しめるお弁当です。

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■甘えられないサツキに…お母さんの思い

(画像はスタジオジブリ公式サイトより)

まだ小学生ながら、朝からこんなお弁当を作ってしまうサツキ。そんな彼女に対する、お母さんの気持ちが表現されているシーンがあります。それは、お父さんとメイと3人でお見舞いに行ったとき、お母さんが妹のメイより先に、サツキの髪をとかしてあげるところ。

以前、 『金曜ロードショー』の公式Xは「おかあさんがサツキの髪の毛をとかしてあげるのには、無邪気に母に甘えられるメイと違い、すでにその年代を過ぎてしまったサツキを甘えさせてあげようという母の優しさがこめられています」と解説し、多くの反響を呼びました。

23日の放送でも、改めて注目してみてくださいね。

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(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)

このニュースに関するつぶやき

  • 桜でんぶは知ってたけどさ。あれってタラ(魚)から出来てたのexclamation & question知らんかった!!!
    • イイネ!1
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