ロッテ・横山陸人「寝る前とかに結構考えていて…」試行錯誤していたシンカーを再び投げるようになったきっかけ

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2024年08月26日 09:16  ベースボールキング

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ロッテ・横山陸人 (C) Kyodo News
 ロッテの横山陸人は、一時期ほとんど投げていなかったシンカーを再び投げるようになった。

 横山は一時期ストレート、スライダーを中心に投げ、シンカーをほとんど投げていない時期があった。7月9日の取材で横山は「自分の今の感覚の中でシンカーがあまり良くないので、キャッチボールで練習してやっていければいいのかなと思います」とポツリ。

 シンカーを投げていなかったが、6月7日の広島戦から7月27日の楽天戦にかけて15試合連続無失点。7月30日の取材でシンカーの状態について「正直、自分の中ではあまりよくなっていない。今もキャッチボールでずっと投げていましたけど、もっともっとしっかり試合で使えるレベルになったら、キャッチャーの方と話して使っていければいいかなと思います」と説明し、「去年良かったシンカーというところが、ほぼ使えない状態になっているので、そこは一旦おいといてというか、考え直して、スライダーで軸を作って真っ直ぐをしっかり投げていこうという話をしています」とストレートとスライダーを中心で抑えていく考えを示していた。

 シンカーを投げられない状況で、無失点に抑えていることは自分の中で成長を感じるかと質問すると、横山は「去年まではスライダーが自分の中でダメだったので、いずれかはスライダーもシンカーも両立していければいいんですけど、そういうところが今後の課題かなと思います」と語った。

 そんな中で、8月2日のオリックス戦から再びシンカーを投げるようになり、8月4日のオリックス戦、1−0の8回二死走者なしで森友哉を2ボール2ストライクから投じた5球目に空振り三振を奪った142キロシンカーが良かった。

 再びシンカーを投げるようなったきっかけについて横山は「寝る前とかに結構考えていて、こうやって投げたらかかるんじゃないかなというのがたまたまパッと思いつきました。試してみたら良かったという感じです」と明かした。

 シンカーの球速が以前投げていた時よりも上がったように見える。「球速的に40とか出ているので、確かに速くはなっているかなと思います。しっかり変化もしているので、そういうのがいいのかなと思います」。

 公式戦でシンカーを再び投げるようになるまで、「色々自分の中でこうした方がいいんじゃないかというのを試していたんですけど、なかなかうまくいかずにずっとグダグダしていた。今回新しく自分の中でもっとこうしたらいいんじゃないかなとやった結果がそれが良かったので、結果的にはよくなったので良かったと思います」と、試行錯誤を繰り返したことで自分の中で良い感覚を見つけた。

 ストレート、スライダーにシンカーも加わり、投球の幅が広がった。「そうですね、ただストレートが自分の武器なのでそこは忘れずに、変化球も活かしてやっていければいいかなと思います」。横山の言葉通り、8月24日のオリックス戦では0−0の7回に登板し、1イニングを10球中9球がストレートという力勝負でねじ伏せた。残り試合も30試合を切り、負けられない戦いが続いていく中で、横山の今後の投球に期待だ。

取材・文=岩下雄太

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  • ズレ下、お前選手の調子下げるから取材すんなよ。
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