月の年金10万円「働くことができず医療費も負担に」93歳男性がやめておけばよかったと思っていること

4

2024年10月04日 20:11  All About

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

All About

老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住93歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住93歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:93歳男性
同居家族構成:本人のみ
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:不明
リタイア前の年収:100万円
現在の資産:預貯金90万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:不明

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):4万円 ※受給年齢を繰り上げ
老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):6万円
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

「年金だけではほとんどの月で足りない」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「受給年齢の繰り上げをおこなったため、支給金額が低い」からだと語っています。

ひと月の支出は約「10万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。

「銀行に年金をおろしに行くことが負担になって来た」

年金で足りない分の支出について、「電気代等を節約して足りるようにしている」という投稿者。

併せて「外食や外飲みを極力控え、毎週コープに食材を配達してもらって料理して、節約している」と食費を減らす努力もしているそう。

しかし「身体障がい者なので働くことができず、医療費も負担になっている」と語り、「足腰も弱くなり、銀行に年金をおろしに行くことが最近負担になって来ました。どうしたらいいのか不安です」と落ち着かない様子です。

「繰り上げ受給はやめておけば良かった」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「受給年齢の繰り上げをおこなったため、支給金額が低い。苦しくても、この年齢の繰り上げ受給はやめておけば良かったと思う」と回答。

また「貯蓄も投資もしておけばよかったです。もっと節約もしておけばよかったです。若いころにお金を使いすぎたと思います」と悔やみます。

いっぽうで、今の生活は「毎日が日曜日なので、ひ孫と電話や、近所の公園の散歩、読書など、好きなことだけをして暮らしていけることが楽しみであり、喜びです。また特に夕食を食べることが、一番の日々の楽しみではあります」と喜びも見出しながら過ごされているようでした。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • なにより働けるうちは僅かでも働いておかないとダメだよ。仕事をしなくなると体調も崩しやすくなるし、なにより人間とのコミュニケーションを失うと一気に老化が進む。
    • イイネ!6
    • コメント 1件

つぶやき一覧へ(4件)

前日のランキングへ

ニュース設定