元日本テレビ政治部記者で政治ジャーナリストの青山和弘氏が3日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。先月27日に投開票が行われた衆院選で惨敗した自民党総裁の石破茂首相について言及した。
これまで何度も石破首相を取材してきたという青山氏は「なんでこんなに(発言が)変わっちゃったんだろうと。今まで石破さんにインタビューもしてきたんですよ。言ってたことと全然違う。インタビューでは『言ってたことができない総理にはなりたいくない。言ってたことができないなら政治家をやっている意味さえない』と言っていたんですよ」と明かした。
その上で、内閣発足後に石破首相に電話取材で「なぜこんなに変わったのか」を尋ねると「そうなんだよね」という答えが返ってきたという。青山氏は「良くないと思っていると言い出して、『本当は予算委員会やりたかった』『選挙はもう少し遅らせて良かった』とか言い出してるんですよ」とスタジオを驚かせた。
「総理なんだからトップでしょと伝えて、向こうからも『これからは石破カラーを出すよ』と言って、その日の記者会見では日米地位協定は必ずやるとか、また(発言が)変わっちゃった」と話した。
青山氏は「石破さんも迷ってはいるんだけど、優しくて真面目なんだけど、気の弱さがものすごく出てしまっている。総理としては情けないなと思いますね。国民は何を信用したら良いのかと思うし、我々もインタビューした意味ないと思ってしまう」と主張した。
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自民党が、非公認となった候補が代表を務める党支部に活動費として政党助成金2000万円を支給した件にも「石破さんはあまりよくわかっていなかったみたいで。党本部主導で進んでしまったようで、トップとしては脇が甘かった」とした。
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