踊ってるようにしか見えない動く物体の動画がX(Twitter)に投稿され、記事執筆時点で830万回以上の表示、2万2000件を超えるいいねを集めています。
●脳の特性を活かした動画だと話題に
投稿したのは、毎日デザイン賞や文化庁芸術選奨新人賞メディア芸術部門などの受賞経験があるデザイナーの中村勇吾さん。話題になっているのは銀色に光る多面体の動画です。踊る人間に見えてしまう多面体とは、一体どのような動きを見せているのでしょうか。
星型を横から見たような多面体は、ちょうど半分ぐらいの高さにある両端の角を人間の腕のように上げ、地に付いている右の角を軸に、足を上げるように反対の角を動かします。上がった角が足を床に付くように下に降りると、2つの角は軽やかにステップを踏んでいきます。まるでシーツを頭から被った人間が動いているようです。
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また両手を広げてジャンプをしているように見える動きや、片足を横に開くような動きなど、どう見ても人が踊っているような滑らかな動きです。
多面体の動きは、バレエダンサーが踊っているようにも見え「人間の脳は動きを空間の変化で記憶しているからなんだろうね」「ゲームさんぽで田村装備の社長さんが『人は五角形で人と認識してる』と言ってた意味が分かった!」という脳の特性を活かしているという声も寄せられました。
●「素晴らしい」「バレエだ」という声が多数
中村さんの作品にXでは「動き一つ一つの名前が言えたらあなたは立派なバレエダンサー」「めっちゃバレエでビックリしてる。なんでこれだけでバレエに見えるんやろ。布被って踊ってるように見える。ちゃんとバレエや。すごい」「ちゃんとバレエに見える。不思議」と驚きの声が寄せられています。
中村さんは、表現と技術の両側面から独自のメディアデザインを試みるデザイナー・プログラマーの集団「tha ltd.」の代表を務め、Xでは作品を公開中です。
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