広東省・珠海市の車暴走　死者は35人に　運転していた男は離婚後の財産分与めぐり不満を募らせたか

中国南部の広東省で11日、体育施設の周辺で運動をしていた人たちに車が突っ込んだ事件で、死者の数はさらに増え、当局は35人が死亡したと発表しました。

この事件は11日、広東省珠海市の体育施設の周辺で運動をしていた市民らに車が突っ込み、次々とはねたもので、当局は車を運転していた62歳の男の身柄を拘束しています。

当局は12日、新たな情報として35人が死亡、43人が負傷したと発表しました。これまでに日本人が巻き込まれたという情報は入っていません。

男は拘束直前に自ら刃物で首のあたりを刺し、現在は意識不明で取り調べができない状態だということです。

市民
「どうして罪なき市民を傷つけるようなことをするのでしょう」

当局は動機について、運転していた男が離婚後の財産分与をめぐって不満を募らせた可能性があるとしています。