子どもを介したお付き合いだといっても、人と人。ママ友とは予期せぬトラブルが起こることもあります。特に物の貸し借りにおいては慎重になったほうがいいことも。先日、ママ友家族が家に遊びにきたことからトラブルが起きたという投稿者さんから、「こんなときどうしますか?」という悩み相談が寄せられました。投稿者さんの娘さんも、ママ友の娘さんも同じ3歳です。
『ママ友の娘さんがなかなかのわがままで、私の娘の絵本を気に入ってしまい、なかなか返してくれなかったのですが、娘が「貸してあげる」と言ったので1日貸しました。そして今日の夕方返しにきてくれたのですが、夜寝るときにその絵本を読もうとしたら、3ページほどビリビリに破けていました。しかも1ページは後少しでページが取れそうなくらい。ママ友に「3ページくらい破けていたんだけど、〇〇ちゃんが破いちゃったかな?」と送ったら 「えー? もとから破けていたよ!」と。絶対に破れてなかったのに……。なんて返していいかわからず、既読スルーみたいな形でいるんですが、なんて返すのがベストだと思いますか?』
絵本の貸し借りから「やった」「やっていない」といった、いざこざが生まれてしまったという投稿者さんとママ友。投稿者さんとしてはもともと破れてはいないという絶対的な自信があるがゆえに、そのママ友への不信感が募っているようです。ママ友の「もとから破れていたよ!」という返事にどう返したらいいのかとママたちに意見を求めていました。
疎遠にしたほうがいいかも。返事してもしなくてもどっちでもいいのでは
『「そっかー、勘違いだったかもごめんね」と送って疎遠にする』
『「この絵本は破れていなかったけどね。貸した私が馬鹿だったわ」と伝えて疎遠』
ママ友に貸した絵本の数ページが破れて返ってきたという投稿者さん。謝罪を受けたり弁償されたりするのであれば、ここまで思い悩むことはないかもしれません。ママ友が「最初から破れていたよ」と言ってきたことから、今後の対応に悩んでいます。ママたちからは「そんな人とは疎遠にする」というコメントが多く見られました。ただ一応返事をしたり、こちらの言い分を伝えたりすることで、投稿者さんのモヤモヤも少しは解消できるかもしれません。
『何も返さない。そのままスルーして疎遠にする。向こうから連絡がきてもスルーする』
『既読スルーのままにして、ママ友が「あれ?」と思う感じにするかな。ここで「破けてなかったよ!」と言っても向こうが「知らない」と言ったらそれまでだし、「そうなんだ〜。ごめんね〜」なんて言いたくないし』
一方で「そのまま返事をせずに疎遠にする」というコメントもありました。今回の件では返事をしない行動こそが、投稿者さんの「あなたとはもう疎遠にします」という強い意志表示でもあるでしょう。何を言っても破ったことを否定されたり反論されたりしては、投稿者さんがまた嫌な気持ちになってしまうかも。このまま返事をせずに静かにフェイドアウトするほうが、投稿者さんにとってもよい方法かもしれませんね。
そのママ友と今後どういう関係性になりたいかで変わってくるのでは
『何も返さないよ。今後は家には呼ばないし、何も貸さないし、一緒にお出かけもしない。外の公園で会ったらちょっと遊ぶ、その場でおもちゃ使うのは別にいいけど、持って帰るのは絶対ナシにする。ママ友の知らない間に子どもが破っていたのかもしれないけど、持ち主に指摘されて「もとからだったよ」と返すのはありえない』
そのママ友が嘘をついているのかどうかは、投稿者さんも知る由がありません。もしかしたらママ友が見ていない間に娘さんが破ってしまっていて、それをママ友が「借りる前から破れていた」と本気で認識している可能性もあるでしょう。ただ今回の件でママたちが疑問に感じたのは、借主から指摘されたことに「私は悪くない!」という姿勢を取ったこと。自分が悪者にされるのが嫌と思うのは仕方ないことですが、借りた側として借主の物が破損した事実に向き合わないのは大人のマナーとは言い難いでしょう。
『投稿者さんがどうなりたいかでベストな回答が変わると思うよ。疎遠にしたいのか、今後も付き合いたいのか、付き合うにしても深くか浅くか』
また投稿者さん自身がそのママ友と今後どのようなお付き合いをしていきたいかで、返事の内容も変わってくるという意見もありました。おうちで遊びたくない、物の貸し借りはしたくないけれども公園やお出かけなどで一緒に遊んでいいと思っているなら、投稿者さんがグッと堪えて何もなかったかのように振る舞うのもあり。そのママ友のことが信用できず、これからのお付き合いを控えたいのであれば、そっけない返信や既読スルーにして疎遠にするという方向もよいのではないでしょうか。
イライラするだけ時間の無駄かも。今回は勉強になったと思って次に生かそう
『破損することも覚悟の上で貸さないとだめだよね。私なら「気に入った」と言われても、「ごめんね。娘のお気に入りだから貸せない」と渡さないし、もうその人に何も返信しない。言ったところで弁償してもらえるわけでもないし、イライラするだけ時間の無駄だと思う。基本的に人に物は貸さないほうがいいよ。特に子どもが触るものは』
『今回はお勉強だと思って、反論はせずに「了解」と送っておくかな。今回の教訓を生かして次に同じような場面があったときに、貸すのか貸さないのか。貸すなら状態確認をする、その親子とは関わらない、関わっても貸し借りしない、など次の行動を考える』
ママ友関係に限らず、人間関係において物の貸し借りトラブルはあるあるですよね。今回の件でママたちからは「物もお金も貸した時点で返ってこないと思っている」といったコメントもありました。相手がしっかり返してくれるだろうと信頼することや、貸すことはもちろん悪いことではありません。しかし、自分の思った通りに貸した物が返ってくるかどうかはまた別の話。
投稿者さんは今回の件を教訓として、娘さんの大事な物は仲のいいお友達だとしても貸さない、貸すときには一緒に状態を確認するなど、対策を取ってみてもいいかもしれません。嫌な思いをしたかもしれませんが、投稿者さんは今回の件を学びに変えて、今後の教訓としてほしいですね。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・うーにゃ
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