アメリカのバイデン大統領が銃を違法に所持した罪などで有罪評決を受けた次男ハンター氏の恩赦を発表しました。司法判断を尊重する姿勢から一転した形で、批判を呼びそうです。
バイデン大統領は1日、声明で次男ハンター氏の恩赦を発表しました。ハンター氏は薬物依存を隠して違法に銃を購入した罪などで有罪評決を受けたほか、日本円でおよそ2億円の所得税を意図的に支払わなかった罪を認め、今月、量刑が言い渡される予定でした。
バイデン大統領は恩赦の可能性を繰り返し否定してきましたが、声明でハンター氏について「不公平に起訴された」としたうえで、「私の息子だから特別扱いされた」「生々しい政治が悪影響を及ぼし、誤った審判につながった」などと主張しました。
司法判断を尊重する姿勢から一転し、評決を反故にする決定を行った形で批判を呼びそうです。
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