データコムは1月9日、バレンタインに関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年12月、20代〜60代の男性450人を対象にインターネットで行われた。
○6割以上がチョコを日常的に食べる習慣が無い
チョコを食べる頻度について聞いたところ、「ほどんど食べない」が33.3%、「1ヶ月に数回」が32.0%と6割以上の男性がチョコを食べる習慣がないということが分かった。一方で、「週2,3回」19.4%、「週4,5回」8.4%、「毎日」6.9%と一定頻度でチョコを楽しむ層も確認された。
○半数以上がバレンタインの贈り物は「いらない」と回答
バレンタインに贈り物を貰いたいか聞いたところ、「いらない」が最も多く44.4%、「絶対にいらない」が14.9%と約6割の男性が「いらない」と回答した。貰いたいという声がある一方で、バレンタインに贈り物を求めない男性がやや優勢なようだ。
また、年代別のデータでは、20代〜40代で「絶対にいらない」と答えた割合は20%前後と50代、60代と比較して高い傾向にあった。昨年のホワイトデーに関する調査では、バレンタインのお返しに消極的な結果も出ており、お返しへの懸念が貰いたくないという意思の一因として考えられる。
○貰いたいものは「シンプルなチョコレート」が最多
貰いたいと回答した人に限定して貰いたいものを聞いたところ、最も支持を集めたのは「普通のチョコ」で45.9%。約半数がシンプルなチョコレートを好む傾向が見られた。次いで、「高級チョコ」が29.0%、「手作りのお菓子」が17.5%とお菓子が続き、チョコやお菓子などの食品以外の贈り物は少数派となった。
○8割が自分用のチョコは購入しない
バレンタインに自分用にチョコを買うかどうかを尋ねたところ、81.4%の人が購入しないという結果になった。そのうちの6.9%は「恥ずかしいから買わない」と回答しており、バレンタインにチョコを購入するハードルが一部影響しているようだ。
また、年代別に確認すると、30代が購入予定者の割合が最も高く、20代が続いた。20,30代の中には「恥ずかしいけど買う」と回答した人も数パーセントおり、一部の若年層にとってバレンタインはチョコの自己消費の貴重な機会となっているようだ。
全体の傾向としては、自身への「ご褒美チョコ」といったトレンドはまだ男性に波及していないと言えそうだ。
○バレンタインに興味が無い男性が48.9%
バレンタインへの印象を尋ねたところ、約半数にあたる48.9%の人が「興味ない」と回答。「街や店が賑やか」という回答も25.3%あるものの、特別な日として自分事の認識がある男性は少ないようだ。
総じて、男性のバレンタインやチョコへの関心は低調という結果になった。一方で、女性が自身へのご褒美として購入する「ご褒美チョコ」や「ご自愛チョコ」はここ数年のトレンドに。「バレンタインというイベントを考える上では、女性のご褒美ニーズに焦点を当てた施策が効果的なのかもしれない」と同調査。(Yumi's life)