アラクスが展開する生理痛薬ブランド「ノーシンピュア」はこのほど、「受験と生理」に対する意識調査を実施しました。
同社は、1月18日と19日に大学入学共通テストが実施されるにあたり、10代の気持ちに深く寄り添えるよう、これまであまり語られることがなかった受験期と生理の関係に踏み込んだWEB動画を1月10日より公開。動画制作にあたって、生理に向き合う受験生をリアルに描写できるよう、今回の調査を実施しています。
また、受験期の生理との向き合い方に少しでも寄り添えるように、受験と生理に関する情報をまとめたサイト「ピュアメモ」も、2024年12月から公開中です。
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■ 生理と受験に関する悩みがある女子高校生は約7割
「自分は生理の症状がつらい」と答えた女子高校生(※)の70.7%が「生理と受験に関する悩みや不安があった(または現在ある)」と回答しました。
また、生理と被ってほしくない学校の行事についても、宿泊を伴う修学旅行、体を動かす体育祭などに次いで、受験が3番目に。79.7%が「受験に生理が被ってほしくない」と回答。女子高校生の多くが受験期における生理の影響について不安を感じており、タイミングが被ることを懸念していることが明らかになりました。
※同調査における女子高校生は15〜18歳の女性を指します。
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◇集中できないことや経血漏れ・精神的なストレスなどの不安の声が多数
女子高校生300人に受験期における生理について、具体的にどのような不安や困りごとがあったかを尋ねたところ、様々な不安の声があがりました。
・「受験する日に生理が被るかもしれないと不安になった。休憩時間が短いし、最後の確認をしたいのでトイレにいけないかもしれないと不安になると思う。」 ・「受験勉強だけでもストレスが溜まってしまうのに、そこに生理前のイライラや情緒不安定が重なるとほんとにやばい。」 ・「生理痛が酷く、万全な体調で臨むことが出来なかったことがありました。頭痛や倦怠感で集中力が途切れる事もあり、大変でした。」 ・「痛みが気になって試験内容に集中できないこと。内容が入ってこなくて、何度も読み直してしまい時間がかかってしまう。」 ・「テスト中に漏れたり、テストとテストの間の休みでトイレに行けなかった時に血がついてないか不安。」
受験のストレスに加え、生理があることでさらにメンタルが不安定になってしまうという声や、受験に生理が被って実力が発揮できない不安が目立ちました。
また、最後まで試験に向けて確認をしたい時間に生理用品を替える必要があったり、生理用品を替える時間がとれなかった時に経血が漏れてしまうことが不安になったり、生理痛以外の側面でも負担を感じる場面があることがわかりました。
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■約6割が生理でつらい時もいつも通り振る舞っている
女子高校生の59.2%が「生理にともなう諸症状でつらい時も、特に人に相談せず、いつも通り振る舞う」と回答しました。
半数以上が症状のつらさを態度に出さず、普段通り振る舞っていることが明らかに。周囲が気づかないうちに無理をしている女子高校生が一定数いることがわかりました。
■約半数が「相談しても解決しない」から、いつも通り振る舞う
女子高校生が生理による体調不良でつらい時にも、周囲に相談しない理由は、「伝えても解決しない(47.8%)」が1位となり、次いで「我慢するのが当たり前(20.0%)」「話題にすることが恥ずかしいことだと思う(17.8%)」という回答があがりました。
自分の中で抱え込むことが多く、それが当たり前だと思っていたり、周囲からの目が気になってつらさを伝えにくいと感じていたりする現状が明らかになりました。
女子高校生の多くが受験期における生理に不安を抱えていること・生理による体調不良があってもいつも通り振る舞っていることが明らかになりました。
一方、彼女らを取り巻く世の中全体においては、受験期における生理の存在がどれほど意識されているのでしょうか。
■約6割の人は受験×生理を意識したことがない
「受験期における生理の影響」をどのくらいの人が意識しているかを調査しました。2万人の調査対象者のうち「意識したことがない」人と答えた人は43.1%、「意識したことがない/あまりない」と答えた人を合わせると60.1%にのぼりました。
「受験期における生理の影響」は調査対象者2万人のうち6割の人が、意識したことのない事実であることがわかりました。
一方で7割の女子高校生が何らかの不安を抱えており、世の中全体の意識との間に大きなギャップがあることが明らかになりました。
このギャップが生まれている理由の一つには、生理の悩みを周囲に相談しにくい状況があることも挙げられるかもしれません。
◇受験生に寄り添うWEB動画を公開!
ノーシンピュアは、10代の気持ちに深く寄り添えるよう、これまであまり語られることがなかった受験期と生理の関係に踏み込んだWEB動画を公開。動画ではシンガーソングライターの“とた”さんがオリジナル楽曲を制作、生理がある日常の中で受験と向き合う高校生の姿を描いています。
ノーシンピュア「受験と、」(Ver.A):
https://youtu.be/EmbtgcuWiS0
ノーシンピュア「受験と生理」(Ver.B):
https://youtu.be/phbtSVEOPsU
■調査概要
「受験と生理」に対する意識調査 調査対象者:15〜69歳以下の男女・全国2万人 調査期間:2024年11月12日〜11月21日
(エボル)
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