アキュラ・メイヤー・シャンク・レーシング(アキュラMSR)は1月14日、まもなく開幕するIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2025年シーズンに向け、アキュラARX-06の60号車と93号車の新しいマシンカラーリングを公開した。
どちらのデザインも白を基調としており、トム・ブロンクビストとコリン・ブラウンのペアに開幕戦のデイトナ24時間ではフェリックス・ローゼンクビストとスコット・ディクソンが加わる60号車は、AIベースの知識とバーチャル・アシスタントのプラットフォームであるAskROIがメインスポンサーとなる。
一方、ホンダ・レーシング・コーポレーションUSA(HRC US)がエンジニアリングを担当する93号車は、同社とのシーズンにわたる研究開発契約の一環として、フィリップス66ルブリカンツのスポンサーシップを受けることとなった。
この93号車ではレンガー・バン・デル・ザンデとニック・イェロリーがレギュラー参戦し、日本人ドライバーの太田格之進がデイトナ24時間とワトキンス・グレン6時間、さらにインディアナポリス6時間で第3ドライバーを務める。また、開幕戦にはアレックス・パロウもチームに合流予定だ。
「世界クラスのフィリップス66ルブリカンツと提携できることを嬉しく思う」と語るのは、HRC USのデビッド・ソルターズ社長。「このコラボレーションにより、最高峰の電動(ハイブリッド)レーシングカー『ARX-06』を走らせる新時代において、当社の人材と技術をさらに発展させることができるようになる」
「フィリップス66ルブリカンツと協力し、最先端の電動レーサーであるアキュラARX-06を最高のイノベーションのためのアジャイル・テストベッドとして一緒に活用できることを嬉しく思う」
「重要なのは、このパートナーシップがHRC USとHRC USの新規事業部門内で新しい商業的スキルと機会を開発するのに役立つということだ」