<陸上:第30回全国都道府県対抗男子駅伝(天皇杯)>◇19日◇広島市平和記念公園前発着(7区間=48キロ)◇47チーム
箱根駅伝総合優勝8度の青山学院大・原晋監督(57)が地元・広島のRCCラジオで解説に登場し、日本人初のマラソン2時間3分台を予見した。
今大会は長野が5区の佐々木哲(佐久長聖)で先頭に立ち、史上初の4連覇を達成。大会新記録となる2時間16分55秒をマークした。原監督は「天候が恵まれたと思う。風もなく気温も10度前後。ランナーにとっては非常に良かったです」と好条件での開催に着目。大会の意味合いにも視点を移し「今まではお祭りという雰囲気で広島に来ていた選手が一定数いたと思いますが、今は『ふるさとのために頑張る』という意識の高さから走力もアップしているのでは」と私見を述べた。
長野県内にはトップレベルの実業団チームがないが、定期的な合宿などを通じて強化を図っている。「ぜひ長野モデルを参考にしてほしい。必ずしも実業団チームがある県が上位に来ているわけではないです」と解説した。
近年はシューズの改良や指導法のアップデートなどにより「高速化」が進んでいる。現在のマラソンの日本記録は鈴木健吾が21年にマークした2時間4分56秒だが、大学駅伝界の名将は「世界で戦えるランナーが間違いなく出てくる。マラソンで2時間3分台を出す日本人も、近い将来で必ず出てくる」と語気を強めた。
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