石破茂首相は19日、大阪市の人工島「夢洲(ゆめしま)」を訪れ、4〜10月に開かれる大阪・関西万博の会場を視察した。この後、記者団に「大阪府や大阪市、日本国際博覧会協会と共に成功に向けて努力したい」と強調した。首相の会場視察は就任後初めて。
前売り入場券の販売枚数が目標の半分程度にとどまっていることについては、万博開催の周知不足を指摘しつつも「絶好調ではないが、決して心配していない」と述べた。
首相は各国の来賓を迎える迎賓館や政府が出展する「日本館」、会場のシンボルで世界最大級の木造建築である「大屋根リング」などを視察。大阪府の吉村洋文知事と機運醸成について意見交換した。
大阪・関西万博会場の「日本館」で、火星の石について説明を受ける石破茂首相(右)=19日午後、大阪市此花区(代表撮影)