「重い賞、死ぬまで全力」=核禁条約会議に被爆者派遣へ―ノーベル平和賞報告・日本被団協

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2025年02月01日 18:31  時事通信社

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報告会で発言する日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳代表委員=1日午後、東京都千代田区
 ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳代表委員(92)ら役員が1日、東京都千代田区で報告会を開き、「重たい賞を受けた。死ぬまで全力を尽くす」と核兵器廃絶に向けた意気込みを新たにした。

 日本被団協は、3月に米国で開催される核兵器禁止条約締約国会議に、いずれも事務局次長の和田征子さん(81)と浜住治郎さん(78)を派遣する。

 報告会では、役員らが昨年12月にノルウェーで開かれた授賞式を振り返った。式典で講演した田中さんは、「被爆者が苦しみながら運動してきたと分かってもらいたかった。核の禁止ではなく、廃絶まで運動しないといけないと強調した」と話した。

 和田さんも「一人一人は名も無い被爆者だが、証言の力が核を三たび使わせなかったと評価してもらった」と語った。 

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  • 法的には、戦後、大戦の反省から出来たジュネーブ諸条約の履行によって、文民および民用施設の保護を図る事だ。法を無視した運動は、益無く、かえって有害だ。
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