(こんな態度されるなんて……)心当たりがありません。
リュウ君のお母さんは友人2人と談笑して、ときおりこちらを見てコソコソ話をしているようでした。目線の動きから、おそらく私の話をしているのでしょう。しかも、よくない話を。
ずいぶんと居心地の悪い授業参観と懇談会を終え、そのままエリカさんとわが家でお茶をすることになりました。
数日前の雪が降った日。確かに教頭先生に相談はしました。
でもそれは別の子が事故に遭いそうで危なかったからで……。思い起こせば雪に夢中で周りが見えていなかったのは1年生の子でした。2年生のリュウ君のことは何も言ってないのです。
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雪が積もり私がシホを車で送った日、確かにリュウ君の投げた雪玉が私の車に当たりそうでした。
それを危ないとシホが、自分の判断でリュウ君に直接注意したそうです。
そして私が1年生の男の子たちが危なかったということを教頭先生に伝えたことで学校で放送が入ったようで。リュウ君は自分のことだと思ったのでしょう。
実際、私が教頭先生に言ったのは、別の子のことなのに……。私はこのまま悪者にされてしまうのでしょうか……?
【後編】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・高橋志貴
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