マッチングアプリで出会った女性と結婚したAさんは、彼女との生活に胸を躍らせていました。愛する人との新婚生活への期待に胸を膨らませ、幸せな日々を思い描いています。しかし結婚から1年が経過した今、Aさんの目の前には甘い生活とはかけ離れた現実が広がっていたのです。
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一緒に暮らし始めた当初は優しく温かい笑顔で接してくれていた妻が、まるで別人のように変貌を遂げてしまったのです。ある日、仕事に追われてゴミ出しを忘れてしまったAさんに、妻は冷ややかな目を向け「ゴミ出しのひとつもできないの?」という言葉を投げかけます。
家事を手伝おうと皿洗いをしても妻の反応は冷たく、すすぎが甘いと指摘されて目の前でこれ見よがしに皿を全て洗い直すのでした。さらに衝撃的だったのは、妻が突然「あなたのせいで仕事が続けられなかった!」と怒りをぶつけてきたことです。
結婚前には聞いたこともない言葉に、Aさんは戸惑いを隠せません。妻は怒りが爆発すると、もはや何を言っても聞く耳を持ってもらえません。Aさんにできることは、ただ静かに嵐が過ぎ去るのを待つことだけでした。
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「こんな人だとは思わなかった」と日々後悔を感じるようになったAさんは、毎日の生活が重荷になり、家に帰るのが怖くなってきてしまいます。このままAさんは離婚するしか道はないのでしょうか。夫婦関係修復カウンセリング専門行政書士の木下雅子さんに話を伺いました。
ー結婚後に妻が夫に辛くあたるようになる原因とは?
Aさんの奥さんは結婚を理由に自分の仕事を辞めています。Aさんの妻として今までの生活を捨てて嫁いだのだから、もっと自分を受け入れてほしいと考えているのではないかと思います。
そんな奥さんに対して、Aさんは家事をする妻を当たり前に扱っていたのではないでしょうか。結婚当初は感謝を伝えていてもいつしか慣れてしまって、感謝しなくなるという話はよく耳にします。
Aさんの妻は扱いが雑になっていくと感じてしまい、徐々に不満を蓄積させていったのだと思われます。その矛先がAさんに向いてしまったのです。
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ーAさんは離婚するしかないのでしょうか
短期的に見るとモラハラ気質になってしまった妻とは離婚すべきと考えるかもしれません。ただAさんに関係修復の意思があれば、離婚は避けられます。そのためには、妻の声に耳を傾ける必要があります。
具体的には、休日は一緒にショッピングやお茶に出かけて、家以外でゆっくりすごす時間を持ち妻の話を聞きましょう。寝室を同じにして寝る前の時間を一緒に過ごすのも重要です。妻に寄り添い大事にしている事が伝われば、彼女の態度も軟化していくことでしょう。
◆木下雅子(きのした・まさこ)行政書士、心理カウンセラー。大阪府高槻市を拠点に「夫婦関係修復カウンセリング」を主業務として活動。「法」と「心」の両面から、お客様を支えている。
(まいどなニュース特約・長澤 芳子)
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