桐谷さんが大損して窮地のときに、父から言われた意外なひと言

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2025年02月20日 11:31  All About

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個人投資家の桐谷広人さんが、YouTubeチャンネル『All Aboutマネー』の番組に出演。投資や株主優待にまつわる様々な話をしてくださいました。今回は、「桐谷さんが窮地のときに、父親から言われた意外なひと言」についてお届けします。
個人投資家の桐谷広人さんが、YouTubeチャンネル『All Aboutマネー』の番組に出演し、投資や株主優待にまつわる話をしてくださいました。今回はその中から、桐谷さんが投資で大損したときに、父親から言われた意外なひと言についてお届けします。

桐谷さんが窮地のときに、父から言われた意外なひと言

――これまでの投資人生で最大のピンチはどんなことでしたか?

桐谷さん:株で儲かったときは「やっていてよかった」と思い、損をしたときは「やらなければよかった」と後悔する、その繰り返しでしたね。しかし、リーマン・ショックで大損し、将棋で稼いだお金もかなり失ってしまい、本当に体調を崩してしまったことがあります。

当時、母が亡くなり、父は80代後半で一人暮らしをしていました。私は月のうち1週間は田舎に帰り、父と一緒に過ごし、また東京に戻るという生活を続けることになりました。そんな中、ある時父に「株をやったことが人生で最大の失敗だった」と嘆いたんです。

すると父は、「いや、広人、お前の一番の失敗は株じゃなくて、結婚しなかったことだ」と言ったのです。

――お父さまの意外な言葉に心救われますね(笑)。結局、損失はどのようにして取り返したのでしょうか?

桐谷さん:父は「株をするためにお金は貸さない」とずっと言っていたのですが、大損して本当に追い詰められていた私を見て、「わしの金を全部使っていいぞ」と言ってお金を貸してくれました。

うちは裕福ではなかったのですが、父は国民年金を70歳から繰り下げ受給して月10万円ほどもらい、それを70歳から90歳近くまでずっと貯めていたのです。

父がお金を貸してくれたおかげで、損失を清算し、命拾いできました。こういったことがあって、ギャンブル的な投資をやめる決意をしたわけです。その後、リーマン・ショックから株価が回復した際には、もちろん父にお金を返しましたけどね(笑)。
教えてくれたのは……桐谷広人さん

1949年広島県出身。将棋棋士・投資家。日本テレビ系バラエティ番組『月曜から夜ふかし』に出演し、現金を使わない「株主優待生活」が話題になった。現在はテレビや講演会、雑誌などで幅広く活躍。『日経マネー』(日経BPマーケティング)、『ダイヤモンドZAi(ザイ)』(ダイヤモンド社)で連載中。

※紹介している内容は、2024年8月1日に収録した動画から、一部抜粋して編集したものになります
(文:All About 編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • 信用取引をやらなければ、大損はすることはあっても窮地には陥らないと思うが。いたずらにカネ増やしたいと思うとか、投資はその人の性格が最もよく現れると思う。
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