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今日3日(月)の関東地方は朝から久しぶりに雨が降り、真冬の寒さに戻りました。東京都心では2月2日以来、約1か月ぶりのまとまった降水となっています。昼頃から東京都心など平野部でも雨から雪に変わりました。雨や雪は今夜には止みますが、明日4日(火)夜から再び降りだすでしょう。雪の降り方は今日3日(月)より強まり、平野部でも積雪となるおそれがあります。
●5日(水)にかけて 前線上の低気圧が関東に接近
本州の南岸に停滞する前線は、明日4日(火)はじめには伊豆諸島の南に南下する見込みです。関東の雪や雨は一旦やみますが、5日(水)は前線上に発生する低気圧が東へ進み、再び北上するでしょう。上空1,500メートル付近でマイナス3度の寒気が入るため、4日(火)夜から雪や雨が降り出し、関東に低気圧が接近する5日(水)朝にかけて雪が強まる見込みです。
●4日(火)〜5日(水) 東京など関東南部の平野部でも10cm以上の降雪
4日(火)18時から5日(水)6時までの12時間で、関東山沿いの多い所で40cm以上の降雪が見込まれ、東京23区など平野部でも10〜20cmに達する所がありそうです。予想より地上の気温が低くなった場合や、降水量が多くなった場合には、警報級の大雪となる可能性があります。
明日4日(火)お帰りの時間帯や、5日(水)朝の通勤通学の時間帯は、積雪や路面の凍結により交通機関に影響が出る可能性があります。最新の気象情報や交通情報を随時確認し、時間に余裕をもって移動するようにしましょう。車でお出かけになる方は冬タイヤを装着するか、車の移動を控えるようにしてください。5日(水)日中は次第に雪が雨に変わるでしょう。
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●この先は日ごとの寒暖差が大きい
6日(木)は大陸の高気圧が日本付近へ張り出し、次第に冬型の気圧配置に変わる見込みです。関東は所々で雨が降りますが、前橋や宇都宮など北部の平野部で晴れ間が出るでしょう。
7日(金)は天気が回復するものの、8日(土)と9日(日)は再び雨や雪が降りそうです。9日(日)は関東の平野部で降雪をもたらす南岸低気圧が通過しますが、日中はこの時期らしい気温で経過するため、雪ではなく雨の所が多いでしょう。10日(月)は広く晴れて、日差しの下では暖かく感じられそうです。
寒くなったり暖かくなったり、気温のアップダウンが大きいので、体調管理にも十分ご注意ください。
●6日(木)以降 花粉が再び大量飛散
雨雲や雪雲が次第に抜けていく6日(木)以降は、花粉の飛散量が増えてくる見込みです。特に雨上がりの翌日以降は花粉が飛びやすくなります。すでにスギ花粉の飛散が本格化しており、週の後半は「多い」でしょう。雪や雨のあとは、花粉対策も心がけてください。
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