「給与が低い」が4割超。働く女性が抱く、職場への不満やキャリアビジョンとは?

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2025年03月04日 12:10  マイナビウーマン

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「給与が低い」が4割超。働く女性が抱く、職場への不満やキャリアビジョンとは?

ベンチャーサポート税理士法人を運営するベンチャーサポートコンサルティングはこのほど、「働く女性のキャリアビジョン」に関する意識調査を実施しました。

■現在の職場への不満は「給与が低い」が4割超

「現在の職場で、不満を感じていることはありますか?(複数選択可)」と質問したところ、「給与が低い(43.3%)」と回答した人が最も多く、次いで「職場の雰囲気や人間関係(20.2%)」「スキルアップができない(15.7%)」「キャリアプランを描きにくい(14.1%)」「正当な評価が得られない(14.1%)」と続きました。「とくに不満はない」と回答した人は、23.9%でした。

現在の職場に対する不満として「給与が低い」と回答した人は、正社員が39.0%、契約社員・派遣社員が47.6%で、契約社員・派遣社員の方が不満を抱えていることが明らかに。その他の項目については、大差はありませんでした。

■半数近くが「女性が働きやすい社会に変化してきている」と回答

「女性が働きやすい社会に変化してきていると感じますか?」と質問したところ、「はい(47.1%)」「いいえ(52.9%)」という回答結果となりました。

厚生労働省雇用環境・均等局「令和4年版 働く女性の実情」によると、令和4年の女性の就業者数は3,024万人、平成24年は2,658万人でここ10年で約370万人増加しています。

半数近くの人が、実際に「女性が働きやすい社会に変化してきている」と実感していることが明らかとなりました。

■現在の年収は、半数近くが「300万円未満」と回答

「現在の年収を教えてください」と質問したところ、「200万円未満(14.5%)」「200万円以上〜300万円未満(33.4%)」「300万円以上〜400万円未満(26.0%)」「400万円以上〜500万円未満(14.2%)」「500万円以上〜600万円未満(6.2%)」「600万円以上(5.6%)」という回答結果となりました。

■正社員の人は、9割超が今後も「正社員」で働きたい

「今後、どのような雇用形態で働きたいと思いますか?」と質問したところ、「正社員(65.9%)」「派遣社員(18.5%)」「契約社員(13.6%)」「パート・アルバイト(1.7%)」「その他(0.3%)」という回答結果となりました。

「正社員」は、今後も正社員で働きたいと考えている人が9割を超えています。一方、「契約社員・派遣社員」の人で、正社員で働きたいと考えている人は3割を超え、正社員を希望しているものの契約社員・派遣社員での就労を余儀なくされている実態も明らかとなりました。

■今後のキャリア形成は「現状維持」が半数超、約3割は「転職」も

「今後、どのようなキャリア形成を考えていますか?」と質問したところ、「現状維持(55.3%)」と回答した人が最も多い結果に。

次いで「転職する(28.0%)」「昇進を目指す(7.4%)」「結婚・妊娠・出産・介護を機に勤務時間を減らす(5.0%)」「起業する(3.5%)」「その他(0.8%)」と続きました。

■転職先で重視するのは「仕事内容」「年収」「雇用の安定」

今後のキャリア形成で「転職する」と回答した人に、「転職先を選ぶ上で、重視することは何ですか?(複数選択可)」と質問したところ、「仕事内容(60.2%)」と回答した人が最も多い結果となりました。

次いで「年収アップ(57.4%)」「雇用が安定していて長く働ける(52.9%)」「福利厚生(48.8%)」「職場の雰囲気や人間関係のよさ(47.4%)」「残業時間が少ない(36.7%)」と続きます。

「正社員」と「契約社員・派遣社員」を比較すると、正社員では「福利厚生」「キャリアアップできる」を重視している人が多く、契約社員・派遣社員では「雇用が安定していて長く働ける」「副業が可能」を重視する人が多いことが明らかとなりました。

■起業したい理由は「自由に働きたい」「稼ぎたい」という声が多い

今後のキャリア形成で「起業する」と回答した人に、起業したい理由を聞いたところ、

・自由に働きたい(30代女性/正社員/東京都) ・自分で稼ぎたい(20代女性/派遣社員/福岡県) ・成功してみたい(20代女性/正社員/広島県)

などの声があがりました。

■起業したい業界は「情報サービス・広告業(YouTuberなど)」が最多

今後のキャリア形成で「起業する」と回答した人に、「起業したい業界はなんですか?」と質問したところ、「情報サービス・広告業(YouTuberなど)(27.8%)」と回答した人が最も多く、次いで「生活関連サービス業(家事代行、ベビーシッターなど)(16.7%)」「飲食業(13.9%)」「美容業(11.1%)」と続きます。

今回の調査では「情報サービス・広告業(YouTuberなど)」が最も多く、時代の変化を感じる調査結果となっています。

■4割が、「主任」までの昇進を目指していると回答

今後のキャリア形成で「昇進を目指す」と回答した人に、「どこまで昇進を目指していますか?」と質問したところ、「主任まで(40.8%)」と回答した人が最多に。次いで「部長まで(18.4%)」「課長まで(11.8%)」「役員まで(10.5%)」「係長まで(6.6%)」「社長まで(5.3%)」「その他(6.6%)」と続きました。

「正社員」「契約社員・派遣社員」を比較すると、正社員は「部長まで」目指している人の割合が多いことが明らかとなりました。

■調査概要

「働く女性のキャリアビジョンに関する調査」

調査方法: ゼネラルリサーチのモニターを利用したWEBアンケート方式で実施 調査対象:ゼネラルリサーチ社登録モニターのうち、正社員・契約社員・派遣社員として働いている女性を対象に実施 有効回答数:1,033人(正社員:516人、契約社員・派遣社員:517人) 調査実施期間:2024年10月22日〜10月23日 出典元:https://vs-group.jp/tax/startup/vsnews_womenscareer202502_01/

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