イモトアヤコ、『イッテQ!』7年ぶり海外登山で涙 K2滑落の中島健郎さんへの思いあふれ「山に来ると、よりつらくなるね」

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2025年03月09日 20:41  ORICON NEWS

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イモトアヤコ (C)oricon ME inc.
 タレントのイモトアヤコ(39)が、9日放送の日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』(毎週日曜 後7:58)に出演。昨年7月に標高8611メートルで世界2位の高峰であるK2西壁を登攀中に滑落したことが伝えられた山岳カメラマン・クライマーの中島健郎さんへの思いを語った。

【写真あり】つらすぎる…イモトアヤコ、K2滑落の中島健郎氏への思い吐露

 中島さんは、1991年に創設されたフランスの山岳賞で「登山界のアカデミー賞」とも呼ばれる「ピオレドール賞」を3度も受賞した名クライマー。イモトとは同番組の登山の企画で共演。昨年7月に滑落が伝えられた際に、イモトは自身のSNSで「私は健郎さんがいなければ 行けなかった場所 見ることをできなかった景色 届けることのできなかったもの たくさんあります」と、世界中をかけめぐってきた自身の活動を支えてくれたことを感謝していた。

 この日は「イモトが挑む!カレンダープロジェクト in スイス」という、スイス・アルプス山脈の山頂でご来光写真を狙う企画が放送され、イモトが7年ぶりの海外登山に挑戦。イモトは1日目に、2012年に登ったマッターホルンの練習としてブライトホルンという山を前に、「健郎さんが(カメラを)結構回してくれたんだよね」と回顧。「過酷を極めたマッターホルン登山。イモトの近くでカメラを回し、どんな状況でも声をかけ、励まし続けてくれたのは中島健郎さんだった」とナレーションが入り、当時の映像が流れた。

 イモトは「あのくらいから健郎さんのカメラの腕の上がり方が異常でした。カメラを持って、ナイフリッジみたいなところも全部、健郎さんが撮ってくれたんだよね。美しく山を登る人もかっこよく撮ってくれる。すごいいい画を撮るんですよ。もうすごいのよ、ドローンにしても」と、中島さんの撮影を振り返った。

 続けて「私としては、マッターも登ったし、その練習のブライトホルンも一緒に登った。健郎さんとの思い出の山でもあるので。今日、ちょっと街歩いて思いましたけど…なんかこう、健郎さんがいなくなって…、なんだろう、ちょっとやばい。今泣きそうだな…」と涙を必死にこらえながらもこらえきれず、「私は基本、山で会ってた仲間だから、山に来ると、より喪失感を感じるかもな」と涙しながら、正直な心境を明かした。

 そして「さっきも、ちょっと休憩するたびにさ、健郎さんを思うんだよね。こういう時、お菓子くれたなとか。私が手寒いっていうと、お腹の中に手突っ込ましてくれたなとか。なんか山に来た方がより感じるかな」と話し、ここで再び、イモトと一緒に挑んだ山の数々を振り返る映像が流れた。

 イモトは「山に来ると、よりつらくなるね。なんかちょっと、ふたをしていたものが出てきちゃうというか。でも、なんかずっと感じながら登る気がするな。ずっといる感じする。なんかすごい不思議な感覚なんですけどね」と、今回は中島さんと一緒に登ると伝えた。そして、「まあでも、今回のやるべきことはやるべきことで。登っていい御来光を見る。いい画撮りたいですね。頑張りましょう」と目の前の山に挑むことを誓った。

 今回の登山は途中、ガイドの“天国じじい”こと貫田宗男氏がリタイアするなど、トラブルに見舞われながらも、イモトは見事に完登。頂上からのご来光には間に合わなかったが、午前8時54分に無事頂上にたどり着いた。

 スタジオに戻ってのトークでは、宮川大輔が涙をこらえながら「健郎さんのことも本当思い出しながら、よく…それが強さにつながっていったんじゃないかな」とイモトを称えた。

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