2025年春に卒業予定の大学生らを対象とした企業説明会の会場=2024年3月、横浜市西区 厚生労働省と文部科学省は14日、今年3月卒業予定の大学生の就職内定率が2月1日時点で92.6%だったと発表した。同時点としては前年より1.0ポイント上昇し、比較可能な2000年以降で過去最高となった。
人手不足を背景に学生優位の「売り手市場」が続いている。
男女別に見ると、男子が91.6%、女子が93.8%と、それぞれ前年より1.0ポイント上昇。また、文系は92.7%で0.9ポイント上昇、理系は92.4%で1.7ポイント上昇した。
大学の所在地別では、関東が1.4ポイント増の95.9%で最も高かった。全国6地区のうち5地区が前年を上回ったが、中国・四国のみ1.2ポイント減り、88.0%だった。