
アメリカのトランプ大統領は、ロシアとウクライナの戦闘終結に向けた交渉について「非常にうまくいっている」と手ごたえを示しました。アメリカとウクライナの次の協議は米ロ会合と同じ24日、サウジアラビアで行われる見通しです。
アメリカ トランプ大統領
「プーチン大統領、ゼレンスキー大統領と話をした。我々は(戦闘を)終結させたいし、その点では非常にうまくいっていると思う」
18日のロシアのプーチン大統領、19日のウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談について、このように手ごたえを示したトランプ大統領。
アメリカで重要鉱物やレアアースの生産を大幅に増やすための大統領令に署名したと明らかにした上で、ウクライナとの間で交渉中のレアアースなどの共同開発をめぐる協定に「近く署名する」との見通しを示しています。
一方で、ウクライナ南部ザポリージャ原発をアメリカが所有する案をめぐって、アメリカ側は電話会談でゼレンスキー大統領に提示したと主張していましたが、ゼレンスキー大統領が反発しました。
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ウクライナ ゼレンスキー大統領
「全ての原発はウクライナの人々のものだ」
「原発の所有権についてトランプ氏と議論したことは一切ない」と述べて、アメリカによる所有に否定的な考えを示しました。
アメリカとロシアは24日、サウジアラビアで専門家グループの会合を行う予定ですが、これとは別に、ゼレンスキー大統領はアメリカとウクライナの代表団による協議が同じ日にサウジアラビアで行われると明らかにしました。