バーレーン戦の勝利に貢献した守田英正(左)、上田綺世(右) [写真]=Getty Images 日本サッカー協会(JFA)は22日、3月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選を戦う日本代表メンバーから、MF守田英正(スポルティング/ポルトガル)とFW上田綺世(フェイエノールト/オランダ)が離脱することを発表した。
日本代表は20日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第7節でバーレーン代表と対戦。試合は序盤から苦戦を強いられたものの、スコアレスで迎えた後半の66分、上田がピッチ中央でDF伊藤洋輝(バイエルン/ドイツ)からボールを呼び込み、反転してスルーパスを送ると、抜け出したMF久保建英(レアル・ソシエダ)からのパスで、MF鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)が右足で均衡を破る。87分にはセットプレーの場面でショートからのリターンパスを受けた久保が、ボックス左から左足でニアサイドを撃ち抜き、日本代表が2−0で勝利。この結果、日本代表は最終予選3試合を残しての“史上最速”で、8大会連続8回目のワールドカップ出場を決めた。
同試合、守田と上田はともにスターティングメンバーに名を連ねていた。所属クラブのスポルティングで左ふくらはぎを負傷し、復帰直後ながら日本代表に合流していた守田は、同試合は前半45分間のみプレーし、ハーフタイムにMF田中碧(リーズ/イングランド)と途中交代。フェイエノールトで太もものケガに苦しめられながら、直前に復帰を果たしていた上田は、バーレーン代表戦終盤の86分までプレーし、FW町野修斗(ホルシュタイン・キール/ドイツ)と代わってピッチを後にしていた。
2人はコンディションが万全とは言えない状況ながら、それぞれの与えられた役割を全うし、日本代表のワールドカップ出場権獲得に貢献していたが、このタイミングで代表チームを離れることが決定。JFAからの説明によると、守田は左足の肉離れ、上田は右足首捻挫に見舞われたという。ケガの程度は明かされていない。今後、2人はそれぞれの所属クラブでコンディションを整えることとなる。
なお、守田、上田の離脱に伴う追加招集はないことも明かされている。この後、日本代表は25日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選第8節でサウジアラビア代表をホーム『埼玉スタジアム2002』に迎える。
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