
■大相撲春場所・14日目(22日、エディオンアリーナ大阪)
2敗で単独トップを走る前頭4枚目・高安(35、田子ノ浦)が前頭14枚目・美ノ海(31、木瀬)に敗れ、3敗(11勝)に後退した。
悲願の初優勝を狙う高安は、この日白星を挙げかつ結び前の一番で、唯一3敗で追う大関・大の里(24、二所ノ関)が関脇・大栄翔(31、追手風)に敗れれば優勝が決まったが、千秋楽に持ち越しとなった。
初顔合わせの美ノ海を相手に、立ち合いはかちあげから突っ張りで前に出たが、低い姿勢で応戦してくる美ノ海に徐々に押し込まれた。最後は土俵際で寄り切られ、会場はため息と歓声が響き渡った。
今場所は1横綱2大関を撃破し、10日目に大の里を下して単独トップに立ったが、11日目に霧島に敗れ、2敗力士が大の里、尊富士を含めて3人に。だが王鵬、若元春に連勝して再び単独トップに浮上。大の里が1人3敗で追う展開となっていた。
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これで4敗勢にも逆転優勝の可能性が残り、結果次第では千秋楽で大混戦が予想される。