
「徳川美術館」 (名古屋市)が今年11月に開館90周年を迎える。明治維新以降失われつつあった大名文化をまとまった形で継承することを目的に、徳川家康の子孫・尾張徳川家に伝来した大名道具を保存・公開している同美術館。90周年の今年、徳川美術館の真骨頂ともいえる豪華な展覧会を開催すると同時に、ロゴやホームページなどのリニューアルも行う。
開館90周年を記念した主な特別展は、4月12日(土)〜6月8日(日)の「国宝 初音の調度」、6月14日(土)〜9月7日(日)の「時をかける名刀」、9月13日(土)〜11月9日(日)の「尾張徳川家 名品のすべて」、11月15日(土)〜12月7日(日)の「国宝 源氏物語絵巻」。
また、徳川美術館が掲げる「日本の美をつなぎ、豊かな明日をつくる」という志をデザイン化するため、伝統美と現代的感性の融合を表現するartless Inc.のアート ディレクターの川上シュン氏を迎え、ロゴやデザインコミュニケーションのリニューアル。新しい公式ロゴは、日本語と英語を同じ大きさで併記し、日本の伝統文化を世界へと発信し続ける同館の意志を表明している。また、フォントに同館所蔵の甲冑(かっちゅう)や刀剣などのディテールを取り入れている。公式ホームページは、「作品検索」などの新機能を搭載。美しい画像で視覚的に日本美術を楽しめるサイトへリニューアルした。そのほか、地元のスイーツ企業とのコラボレーション商品なども展開する。
徳川美術館の開館時間は10時〜17時(最終入館16時30分)。月曜休館(祝日の場合は直後の平日)。入館料は、一般1600円、高大生800円、小中生500円。オンラインチケットは、一般1400円、高大生700円。小中生400円。毎週土曜日は高校生以下無料。
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