
どんな会社に入っても、上司に嫌われたらそれだけで働きづらくなってしまう。プライム上場企業に勤務する20代男性は総務部に所属しており、その中の人事部門の部長が
「お気に入りの社員とそうでない社員を差別している」
という。部下によって接し方を変える上司に苦労しているようだ。(文:林加奈)
嫌われると「部下であっても基本話を聞かない。相談などはもってのほか」
男性によると、上司のお気に入りの部下とそうでない部下とでは、あからさまに態度が違うらしい。
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「お気に入りの社員の相談は忙しい場合でも基本時間をとる。そうでない社員の場合は、部下であっても基本話を聞かない。相談などはもってのほか」
自身はその人事部長から嫌われており、「たった5分の相談ですらできない。相談させてほしい旨を伝えると、『忙しい。あとにして』のみ」だと肩を落とす。
嫌いな部下を徹底的に避けているとしか思えないような接し方だ。仕方なく、男性は基本的に人事部長へ相談することはせず、担当グループの上司にだけメッセージを残すことで対応しているという。他にも
「(人事の)部長は人事権を使い、既存の人事部社員を追い出し、自身が採用したメンバーで人事部を固め、 総務部門は既存社員のみで人員補充は派遣社員のみ」
と、当然と言えば当然だが、人事部長の好きなように部署が組織されているようだ。ただ、総務部門の長は「古くからいる既存社員」で、役員とのつながりが強いそう。そのため、人事部長は
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「(総務部の長に対して)社長を気にしているのか、へたに無下に扱わない。また、うっかり無下にしてしまった場合は、めっちゃフォローに入る」
と、社長への忖度も忘れていない。男性はそんな人事部長に対し、「こんな上司はいらない」と思っているという
「非常にキレやすい」という別の上司も
もう一人、男性が勤務する会社の、ある取締役が厄介だという。
「非常にキレやすい。管理部門の一番目立つところで、失敗した部下を叱責する」
この取締役は、部下以外の中間管理職に対しても「平気で怒鳴る」という。「このことは社長に相談済みだが、基本的に放置されている」とのこと。社長すら頼れない問題に、現場の社員は相当頭を抱えていることだろう。
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