ポスター品位法案、月内成立＝参院特別委で可決

　選挙ポスターに品位保持を求める公職選挙法改正案は、２５日の参院政治改革特別委員会で採決され、自民、立憲民主両党などの賛成多数で可決された。月内に成立する見通しだ。

　改正案は昨年の東京都知事選で風俗店の広告などを載せたポスターが掲示されたことを踏まえ、ポスターに品位を損なう内容を記載してはならないと規定。商品などを宣伝した場合は１００万円以下の罰金を科すことを盛り込んだ。

　ＳＮＳ上での偽・誤情報の流布や、他候補を応援する「２馬力」選挙を念頭に、「必要な措置を講じる」と付則に明記した。自民、立民など与野党７党が提出し、衆院を通過。２５日の採決に先立ち、趣旨説明と質疑が行われた。