救急車(資料写真) 総務省消防庁は28日、2024年の救急車による救急出動件数が前年比1.0%増の771万7123件(速報値)だったと発表した。搬送された人は1.9%増の676万4838人。いずれも1963年の集計開始以降で最多を更新した。消防庁は、高齢者の人口増加に伴う搬送需要の高まりが背景にあると分析している。
「急病」で搬送されたのが455万6813人で最も多く、「一般負傷」や「転院搬送」が続いた。年齢別では65歳以上の高齢者が428万2228人で6割を占めた。
都道府県別の出動件数は、東京が94万1059件で最多。大阪、神奈川が続いた。