万博の男女共用“オールジェンダートイレ”が物議「怖くて使えない!」その設置状況

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2025年04月14日 16:30  週刊女性PRIME

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関西万博の公式キャラクター・ミャクミャクと大阪府の吉村洋文知事

 大阪・関西万博が4月13日開幕した。各パビリオンの建設工事の遅延問題や入場チケットの売れ行き不振、また6日には会場内でメタンガスが基準値を超えて検出されるなど、不安な船出となった。

「オールジェンダートイレ」が物議

 そんな中、“新たな火種”として問題視されているのが、会場内に設置されたトイレだ。トイレ問題といっても数が足りないわけではない。便器も洗面台も男女共用という「オールジェンダートイレ」が物議を醸しているのだ。

 万博協会の公式サイトによると、会場内に設けられた46カ所のトイレのうち、18カ所に、この“オールジェンダートイレ”が計112台設置されたという。また今月9日の報道公開時、会場にあるオールジェンダートイレを実際に確認したところ、室内には両側に男女共用の個室トイレが並び、中央には同じく共用の洗面台と鏡があったそう。

 ただ、すべてが完全共用ではなく、女性専用の個室トイレも3室設けられている。一方、男性専用の個室はない。また小便器はさらに奥まった位置に設置され、女性も使う共用スペースを通り抜けてから使用するようになっている。

 こうした構造のトイレに対して、ネット上では不安の声が相次いでいる。

《こんなとこ怖くて使えん》
《絶対使いたく無い》
《だれがこんなの考えたん ひどすぎる》
《誰が得するの?》
《多様性多様性ってもうやめない?それ誰が望んでるの?》

 “誰でも使える”とはいえ、プライバシーや安心感はどこまで担保されているのか?不安というより“警戒感”すらにじむ声も少なくない。全国紙記者が語る。

「たとえば女性の立場で考えたとき、同じ空間に男性が自由に出入りできるわけですから、個室にカメラを仕掛けられる盗撮リスクや、力づくで連れ込まれるなど、犯罪の温床になる危険もはらんでいます」

 実際、こうした“男女共用型”トイレが波紋を呼んだ例は過去にもある。

「2023年4月に開業した『東急歌舞伎町タワー』でも、最初は『ジェンダーレストイレ』が設置されていました。共用個室8室、女性用2室、男性用2室といった構成でしたが、『女性や子供が安心して使えない』という批判が噴出。わずか4か月後に全面的に男女別トイレに改修されました。万博側も当然この“失敗例”は知っているとは思うのですが、それでも設置に踏み切った。多様性を象徴する存在として“意義”を持たせたのかもしれません」(前出・全国紙帰社)

 いずれにしても、すでに逆風の中にある今回の万博。オールジェンダートイレも何か起きてからでは遅いのだが……。

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  • 多目的トイレ:誰でも使える便利な物が既にあるのに…せめて個室タイプにしなかった理由は?皆で同じ空間でご一緒に用足しましょう…は少々違うんじゃ?
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