記者会見する立憲民主党の野田佳彦代表=18日、国会内 立憲民主党の野田佳彦代表は18日の記者会見で、赤沢亮正経済再生担当相が自身をトランプ米大統領の「格下」と表現したことに苦言を呈した。「自分で言っちゃいけない。国を代表したきょうじというものがある。へりくだったことは言わない方がいい」と語った。
赤沢氏は16日のトランプ氏との会談後、記者団に「(自身は)格下も格下。直接話をしてくださったことに本当に感謝している」と述べた。
格闘技好きの野田氏は、大相撲の元小結・舞の海を引き合いに「土俵に上がったら相手は(横綱)曙だったという状況。威圧感を感じたと思うが、小兵と言いながら八艘(はっそう)飛びでも何でもある」と持論を展開。「やはり何するものぞという気迫を示してほしかった」と語った。
一方、岩屋毅外相は会見で「大変謙虚でいいのではないか。大統領に敬意を表しての発言ではないか」と赤沢氏を擁護。林芳正官房長官は「政府としてコメントは差し控えたい」と述べるにとどめた。