20万円の高級スーツを買ったのに…「紙袋は100円です」の一言にセレブママ激怒!  「特別な顧客として扱われていない」が怒りの本質だった

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2025年04月19日 07:10  まいどなニュース

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セレブママ激怒「20万円も買ってるのに!?」

数年に一度訪れる子どもの卒入園・卒入学。母親たちにとってセレモニースーツ選びは、晴れの日を彩る大切な準備のひとつです。Eさん(東京都在住・40代)は、娘の卒業式に向け、友人とともに百貨店を訪れた時のことが、今も強く記憶に残っています。

【漫画】「20万円も買ってるのに、紙袋が有料ってどういうこと?」お気持ちは分かりますが…(全編を読む)

卒業式の準備、セレブママと百貨店へ

Eさんは、娘の高校の卒業式を控えたママ友Gさんに誘われ、百貨店へセレモニー服を選びに出かけました。Gさんは華やかな雰囲気の持ち主で、ブランド志向が強く、その日も一目でわかる一流ブランドのコートを着て現れました。ラグジュアリーな売り場にもよくなじみ、どの店でも店員から「お客様でしたら、こちらのセレモニースーツがお勧めです」と、最上級のスーツを紹介されていました。

「親が出席できる最後の卒業式なんだから、気合を入れなくちゃ!」と意気込むGさん。何を着ても似合ってしまうその姿に、Eさんはうっとりと見入るばかりでした。

3店舗目でGさんはジャケット・スカート・ブラウスに絞り、総額20万円弱の買い物をしました。「素敵なものが選べたわ!」と満足そうな様子です。

お会計で予想外の展開に

しかし、お会計の際、店員が申し訳なさそうに告げました。

「このたび、エコの観点から紙袋が有料となりまして、1枚100円頂戴しております。」

その言葉に、Gさんの表情が一瞬で固まりました。

「え? 20万円も買ってるのに、紙袋が有料ってどういうこと?」

そこからGさんの怒りが爆発します。

「ビニール袋じゃなくて紙袋よ? エコとか関係ないじゃない! こんなの、ただの便乗商法でしょ!」

Gさんの剣幕に、店員は困惑するばかり。

「申し訳ございません。会社の方針でして」と繰り返す店員に、「会社にも伝えたほうがいいわよ! 顧客を失うわよ!」と怒鳴り続けるGさんに、売り場中の視線が集中。Eさんはひたすら気配を消すしかありませんでした。

確かに、エコバッグは持っているけれど

Gさんの怒りも、まったく理解できないわけではありません。普段からスーパー用にエコバッグを持ち歩いてはいるものの、それは食品や日用品を入れるためのもの。買ったばかりの高級ブランドのスーツを入れて持ち帰るには気が引けるのも事実です。

とはいえ、店には店のルールがあります。紙袋が有料になったことは、もう変えられない事実です。しかも、たった100円。セレブなGさんが動じるような金額ではありません。

Gさんの怒りの本質は、100円が惜しいのではなく、「自分が大切に扱われていない」「特別な顧客としての扱いがない」と感じたことにあるのではないでしょうか。高級品を購入した客としては「紙袋くらいは無料で」という思いもあるのでしょう。

たとえば「一定金額以上購入した方には紙袋無料」といった柔軟な対応があれば、Gさんのような不満も和らいだかもしれません。金額の問題ではなく、「納得感」が重要です。高級店であればあるほど、顧客は“特別扱い”を期待するもの。その期待が裏切られたと感じたことが、今回の怒りにつながったのでしょう。

Eさんはそっと、「素敵な買い物ができたし、百貨店の購入ポイントも溜まったんだし、そのポイントで地下で食材を買って帰ろう」と声をかけました。Gさんは怒りを吐き出し終え、「まぁ、仕方ないね」と納得し、スーツを紙袋に入れてもらいました。

とはいえ、今回の一件でEさんは思いました。「今後はGさんと一緒に買い物へ行くのはやめておこう」と。

エコとサービス、どちらを取るか?

あなたは、このママ友の考え、どう思いますか?

▽埼玉県在住 40代パート勤務
アウトレットのスポーツブランド店で買い物をした時、紙袋が有料で100円と言われました。しかも靴の箱は客が必ず持ち帰るようにと言われたので3000円で購入したスニーカーを箱のまま持ち帰ったことがありました。私はアウトレットだったから納得いきましたが、高級ブランドだったら嫌な気がしたと思います。

▽千葉県県在住 30代・主婦
生鮮食品と、日用雑貨や服などは同じ袋に入れたくないので、エコバックは必ず4、5個持ち歩いています。私はエコに気を使っているのに、夫や子どもはコンビニに行くたびに袋に入れてもらっているので毎回注意しています。こんなご時世ですし、それがたとえ百貨店だとしても、有料なのは仕方ないかもしれませんね。

▽東京都在住 30代・派遣社員
紙袋が有料化されたことで、お店で購入した紙袋を捨てられなくなり、気づけば家のクローゼットが紙袋コレクション状態になってます。結局まとめて捨てることにしたのですが、100円の紙袋が18枚。もったいないです。有料化は仕方ないですが、捨てるしか使い道が無いと少し心が痛みます。

(まいどなニュース特約・松波 穂乃圭)

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  • そんなお客様に差し上げるのはやはりヴェルタースオリジナル。彼女は特別な存在だからです。
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