大涌谷に向かって突き出すガラス張りのデッキ=24日、神奈川県箱根町 神奈川県箱根町の箱根ロープウェイ大涌谷駅に、自然と一体化した展望エリア「ちきゅうの谷」が25日オープンした。運営する小田急箱根は、大自然の迫力を近くで感じることができる、新たな観光スポットとしたい考えだ。
ちきゅうの谷は、同駅1階と駅前広場をリニューアルして整備した。大涌谷の荒涼とした大地を見渡せることや、蒸気と共に吹き上がる硫黄の臭いを感じることができ、生きた地球を連想させることから名付けた。谷に向かって突き出る長さ11メートル、高さ8メートルのデッキはガラス張りになっており、足元から蒸気が上がる様子をスリル満点に楽しめる。
同社運輸本部の相川貴之氏は「生きた地球を楽しめるパワースポットになる。行ったことのある人もまた行きたいと思う場所になってほしい」と話した。