10日以降は全国的にかなりの高温 九州〜北海道に「高温に関する早期天候情報」

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2025年06月02日 15:44  日本気象協会

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今日2日、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表しました。九州南部は8日頃から、四国、近畿、東海、関東甲信は10日頃から、中国地方、北陸、東北は11日頃から、九州北部、北海道は12日頃から「かなりの高温」が予想されます。日中は30℃くらいまで気温の上がる所があり、北海道でも25℃を超えそうです。これまでより湿度が高くムシムシとした暑さとなるため、熱中症対策が欠かせないでしょう。

来週は九州〜北海道の広範囲で「10年に一度レベルの高温」か

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今日2日、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表しました。

「高温に関する早期天候情報」は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表されるものです。具体的には、6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

九州南部は8日頃から、四国、近畿、東海、関東甲信は10日頃から、中国地方、北陸、東北は11日頃から、九州北部、北海道は12日頃から「かなりの高温」が予想されます。
九州から関東にかけては、曇りや雨の日でも日中は30℃くらいまで気温の上がる所があり、東北や北海道でも25℃を超えそうです。これまでより湿度が高く、ムシムシとした暑さとなるでしょう。熱中症対策が欠かせない日が多くなりそうです。

熱中症を引き起こす条件

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熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。

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