1か月予報 梅雨入り早々に大雨に警戒 蒸し暑い日も続き熱中症対策も必須

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2025年06月05日 17:55  日本気象協会

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日本気象協会

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気象庁は今日5日、この先の1か月予報を発表しました。降水量は平年並みですが、雨の多い季節の平年並みで、短い期間で降るような大雨には警戒が必要です。気温は北日本〜西日本、沖縄・奄美で平年より高い見込み。特に、これまで以上に湿度も高くなるため、熱中症に注意が必要です。

夏の高気圧が日本の南で強まる

気象庁は今日29日(木)、この先の1か月予報を発表しました。

この先1か月は、夏の高気圧である太平洋高気圧が日本の南から東付近で勢力を強める予想です。高気圧の縁を回って暖かく湿った空気が日本列島に流れ込みやすくなるでしょう。梅雨前線が本州付近に停滞することがあるため、活発な雨雲が次々とかかり続ける恐れがあります。降水量は全国的に平年並みの予想ですが、雨が多い時期の平年並みです。また、1か月という期間で平年並みですが、数日で1か月分の雨量になるような大雨になることも考えられます。平年並みという言葉だけで、大雨は無いと油断するのは禁物です。

また、日本の上空には、平年より暖かい空気が北日本を中心に流れ込み、気温を押し上げそうです。

蒸し暑い日が続く 熱中症のリスク大

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この先1か月の気温は、全国的に平年より高い予想です。

気温の予想を期間ごとに見てみると、1周目(6月7日〜13日)全国的に気温が高いでしょう。2週目以降(14日〜7月4日)は、北日本、東日本、西日本で平年より高く、沖縄・奄美地方では平年並みか高い予想です。

これまでも、最高気温が30℃くらいまで上がる日はありましたが、湿度は比較的低く、カラッとした暑さでした。この先は、湿度が高まり、蒸し暑くなる日が増えてくるでしょう。同じ気温でも湿度が高い場合の方が熱中症のリスクが高まります。風通しの良い服装を心がけ、こまめな水分補給や適切にエアコンを使用しましょう。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・東海・北陸地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

次の日曜日以降は続々梅雨入りにへ 梅雨入り直後の大雨に注意

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今日5日、日本気象協会は、第5回「2025梅雨入り予想」を発表しました。

それによりますと、この先は、九州・四国・本州付近に梅雨前線が停滞することが予想され、今後の降水のタイミングで梅雨入りする見通しです。

そのため、九州北部と四国で8日頃、中国、近畿、東海で9日頃、関東甲信と北陸で10日頃、東北南部と北部では13日頃でしょう。九州北部から関東甲信では平年よりやや遅く、北陸と東北南部・北部では平年並みの見通しです。

梅雨入り早々に梅雨前線が九州・四国・本州付近に停滞し続け、降水が続いて大雨災害のリスクが高まるおそれがあります。

また、熱帯擾乱(台風)が発生し、周辺の湿った空気が梅雨前線に流れ込む予想をしているものもあります。暖かく湿った空気によって、発達した雲が発生し、同じような地域で長く大雨が続くことも考えられます。梅雨入り早々の大雨に注意が必要です。

このニュースに関するつぶやき

  • そろそろ空調服の用意か…。てか梅雨が来る前に冬の毛布とコートをコインランドリーだな。…今日行こう。
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