ロマンス詐欺で男性が4600万円被害 岩手県警、LINE画像公開

79

2025年06月16日 12:41  毎日新聞

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

毎日新聞

LINEで送られた金銭要求の内容(一部加工)=岩手県警

 岩手県警北上署は、北上市の50代男性がSNS(交流サイト)型ロマンス詐欺で、約4600万円をだまし取られたと発表した。さらなる被害を出さないために被害者の協力を得て、容疑者から送られてきた女の自己紹介画像や無料通信アプリ「LINE(ライン)」による金銭要求の画像を公開して、注意を呼びかけている。


 北上署によると、男性は今年4月、SNSで知り合った女とLINEで連絡を取り合い、親しくなった。女は「おじのアドバイスをもとに投資すればもうかる」と勧誘。「おじ」を名乗る人物にLINEで指示された口座に約50万円を振り込むと後日、男性の口座に利益として2万8000円の入金があった。


 男性はさらに利益を見込んで、数百万単位の振り込みを数回したところ、「投資会社運営」を名乗る人物からLINEで「短期間に高額な利益を得ているため、アカウントを凍結した。解除するには検証金が必要」とメッセージが届いた。


 男性は指示された口座に検証金として数百万単位で数回振り込んだが、一向に凍結解除されないため、不審に感じて弁護士に相談して事件が発覚した。


 5月下旬までに投資と検証金の名目で十数回振り込み、約4600万円の被害に遭った。容疑者は「中国に住む日本人」と男性に説明。ネット上でのやり取りで好意を抱かせていた。2人が実際に会ったことはなかったという。


 北上署は「SNS型ロマンス詐欺の被害が後を絶たない。投資会社を名乗りながら、振り込みはすべて個人名義の口座だった。個人名義の口座への振り込み要求は詐欺の可能性が極めて高い」として、警察に相談するように呼びかけている。【山田英之】



このニュースに関するつぶやき

  • ミクシィも多いから注意しましょう。
    • イイネ!13
    • コメント 9件

つぶやき一覧へ(61件)

ニュース設定