ママスタイヤイヤ期の子どもは何をしても何を言っても拒否したり、泣き喚いたりするので、精神的にもやられますよね。先日もママスタコミュニティにはイヤイヤ期真っ只中の2歳のお子さんを育てるママから、こんな悲痛な投稿がありました。
『1から10まで「嫌だ!」「嫌だ!」状態。本気でやめてくれと思ってしまうのが、気に入らないときに家でも外でもどこでも「いたぁぁぁいぃぃーー!」と泣き叫びます。何か痛いことしてるのかと思われそうですが、一切触れていないときでもそう叫びます。以前に泣き喚いて無理やり抱っこして店を出ようとして持ち方が悪かったのか、「痛い」と言われ、慌てて降ろしてことがあったからか。気づけば気に入らないときはそう叫ぶようになり、上の子の幼稚園のお迎えのときでさえ気に入らないスイッチが入ると叫ぶため、人目が気になり、もううんざり状態です。家ならそう言われても反応しないようにしていますが、外だとどうしても人目が気になって反応してしまうからか、全く改善せずです』
気に入らないことがあると「痛い!」と泣き叫ぶという投稿者さんのお子さん。以前無理やり抱っこしたときに「痛い」と言われて抱っこをやめたそうで、それをお子さんは学習してしまったのではないかと経緯が綴られていました。家の中ではスルーしているものの、家の外で何も痛いことをしていないのに泣き叫ぶことから、どうにかやめさせたいとしてママたちにアドバイスを求めていました。
「痛い」と言ったら親が対応すると学習済み。「じゃあ病院に行こう」と言ってみるのは?
『子どもってさ、痛いと言ったら親がやめるとか、そういうのは本当よく覚えるよね』
『反応しないから徐々にエスカレートしていっているんだと思う。こういう対応を続けると、小さい頃は次第に相手をしてくれないことを学習して一旦落ち着くんだけど、思春期の反抗が強く出やすくなるらしい。面倒かもしれないけど、まだ生まれて2年しか経っていない子だから、大人として優しく対応してあげることが長期的にいいのかなと思う』
投稿者さんは家の中では反応しないことで、お子さんに止めさせようとしています。しかしこの無反応が余計にお子さんの行動をエスカレートさせているのでは? と予想しているママがいました。お子さんは「痛いと泣き叫ぶとママは自分に優しくしてくれる」と一度体験として覚えてしまったので、それをずっと繰り返している可能性は大。投稿者さんが反応してくれないことでさらにイヤイヤが募っているのかもしれません。ママたちからは「優しく対応することがいいのかも」といったコメントが。
『すごく大袈裟に「大丈夫? そんなに痛いの? じゃあ病院に行かなきゃ。チックンって注射してもらわなきゃ」と言ってみるとか』
『うちも「どこが痛いの? そんなに痛いなら病院に行って診てもらおう!」と言ってたら言わなくなった。脅すのはよくないだろうけど、でも「泣くほど痛いんでしょ?」と。こうしたらダメ、あれはダメじゃ、子育てなんかやってられないよ!』
「痛い!」と泣き叫ばれたら「それを止めなさい!」とイライラしたり、無反応でスルーしたりしてしまうのは多くのママが共感するところでしょう。一方で、あえて大袈裟に演技をしてみるというのも一つの手かもしれません。「そんなに痛いなら病院に行こう!」と心配して、「病院に行って注射をしたら治るよ!」と連れて行こうとしてみると、お子さんも注射怖さに泣き叫ぶのを止めてくれるかもしれません。実際にこの方法でうまくいったケースもあり、試してみる価値はありますよね。
「ママも痛いよ」と言ってみては?
『姪っ子がそれだったな。気に入らないと「痛い! ママがペチンした!」とか叫んでた。兄嫁は「え! ママも痛い! 同じだね!」と言っていた。共感してあげるのが効果があるのかわからないけど、姪っ子は「ママ大丈夫?」と言ったり、ヨシヨシしたりしていた』
『「あー、心が痛いんだねー。○○が嫌だったー?」みたいに心が痛いってことにしている。だからといって泣き止みはしないけど、私がそういう風に納得したい』
この他にも、同じように「痛みに共感してみる」方法が挙げられていました。「痛いよね、大丈夫?」と心配や共感するだけでなく、「ママも痛い!」と叫んだり泣き真似をしてみたりすると、お子さんもママの意外な言動に驚いてやめてくれるかもしれません。実際にこの方法で逆にママのことを心配してくれたという姪っ子さんのエピソードも寄せられていました。またお子さんが「痛い!」と泣き叫ぶのは、「ママに心配してほしい」「わがままを聞いてほしい」「自分でもどうにもならない感情を受け止めてほしい」という気持ちの表れではないでしょうか。うまく言語化できないことを「痛い!」と言っているだけであって、それは体の痛みではなく心の痛みなんだと自分を納得させることをアドバイスしているママもいました。そうすることでお子さんは泣き止まなくても、自分自身のイライラを少し鎮められるかもしれません。
周囲の人もきっと「お母さん頑張れ」と思っているよ
『効果的な方法は思いつかなくて申し訳ないけど、応援したくなった。そんな時期だと思って見守るしかないし、必ず成長するよ。あんまり正面から受け止めずに、ハイハイと普通に躾していればいいと思う。心無いこと言う人もいるかもだけど、人目を気にしなくていいよ。ほとんどの人が「お母さん大変ね、そんな時期よね、お母さん頑張れ」と応援しているよ』
『うちもイヤイヤ激しい子どもだったからわかるよ。いつか終わるから、今は頑張り過ぎないでお疲れさま』
『なんでもかんでも「いたーーーーーい!」の子いるよね。あるあるだから、気にしないほうがいいよ。うちは「キィーーーー!」とか「キャーーーー!」だった』
投稿者さんは外でお子さんに「痛い!」と泣き叫ばれると、周囲の人に「あの親、殴ったりしたのか?」と虐待や育児放棄などを疑われそうで、その不安やストレスも抱えていました。しかし今回の投稿にもあったように、痛いことをされたわけでもないのに「痛い!」「痛い!」と泣き喚く乳幼児は珍しくないことがうかがえます。スーパーや公園で「痛い!」と泣き喚いている2歳くらいの子どもを見たら、子育て経験者の人なら「わかるよ」と共感してくれるはず。だから人目をいちいち気にする必要はないかもしれません。
今回ママから寄せられたアドバイスのもと、いろいろと試してみても投稿者さんのお子さんには効果がない可能性もあります。結局何も変わらず、「痛い!」と泣き叫ぶお子さんに対応する日々は続くかもしれません。しかし今のイヤイヤ期は絶対に終わりがきますから、いろいろと試してみてそれでもダメなら諦めるというのもありですよね。筆者も下の子のイヤイヤ期は本当に精神がすり減りましたが、今思うともっと動画に撮っておけばよかったと後悔しています。数年後にお子さん本人と見返すと、お子さんの成長を感じるだけでなく、今の自分の頑張りを抱きしめてあげたくなるはず。動画を撮るくらいの心の余裕で、今のイヤイヤ期をなんとか乗り越えてほしいですね。
![]()
【ふるさと納税】【楽天トラベル 地域創生賞2024ゴールド受賞】神奈川県箱根町の対象施設で使える楽天トラベルクーポン 寄付額150,000円
![]()
楽天で購入
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・森乃クコ
■ママスタセレクトで読む