今日24日 梅雨前線が停滞 九州〜東海で激しい雷雨 大雨の恐れ 土砂災害に警戒

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2025年06月24日 06:17  日本気象協会

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今日24日(火)は、梅雨前線が停滞し、九州から東北にかけて断続的に雨。九州北部から東海は雷を伴って滝のような雨の降る所も。土砂災害や低い土地の浸水に警戒を。湿度が高く、蒸し暑いため、熱中症に十分注意。

九州〜東海で激しい雷雨 局地的に滝のような雨

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今日24日(火)は、梅雨前線が停滞し、九州から東北にかけて雨が降っています。九州や近畿、東海など、活発な雨雲がかかり、最大1時間降水量は、和歌山県湯浅町で76.0ミリ(〜04:14)、和歌山県田辺市栗栖川で71.5ミリ(〜00:01)、岐阜県美濃市で59.5ミリ(〜04:41)などとなっています。(数値はいずれも速報値) また、鹿児島県と岐阜県では、局地的に1時間に100ミリ以上の雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。

今夜にかけて、梅雨前線が停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定となる見込みです。九州から東北は、断続的に雨が降るでしょう。特に、九州北部や四国、中国地方、近畿、東海では、局地的に激しい雷雨となり、1時間に50ミリ以上の滝のような雨の降る所がありそうです。大雨による土砂災害や、低い土地の浸水、道路の冠水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

非常に激しい雨とは

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非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降った所や、非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

一方、北海道と沖縄は晴れて、強い日差しが照りつけるでしょう。

湿度が高く蒸し暑い 熱中症に十分注意

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最高気温は、晴れる北海道と沖縄で30℃以上の真夏日の所が多いでしょう。帯広市と那覇市は33℃、札幌市は31℃の予想で、真夏のような暑さとなりそうです。屋外での作業は、時間を決めてこまめに休憩をとり、のどが渇く前に水分を補給しましょう。

熱中症の危険性が極めて高いとして、沖縄県(本島地方と八重山地方)に「熱中症警戒アラート」が発表されています。屋内では、冷房を適切に使用して涼しい環境で過ごし、屋外への外出は、なるべく短時間にしたり、暑い時間をさけるようにしましょう。屋内、屋外を問わず、こまめに水分や塩分を補給して、熱中症予防のための万全な行動をとってください。

東北から九州は28℃前後の所が多いでしょう。昨日23日(月)より低い所が多いものの、湿度が高く、蒸し暑くなります。湿度が高いと、汗が蒸発しにくく、体の中に熱がこもりやすいため、熱中症に注意が必要です。綿や麻など通気性のよい素材の衣服を選ぶなど、万全な対策をなさってください。

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  • 昨日は昨日で、ここは滝の裏か?ってくらいのゲリラ豪雨に朝と夕方に見舞われました、、、。今日も、そうなるの?やめて欲しいなぁ、、、。
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