20歳の日本代表DF高井幸大がトッテナム完全移籍へ! 川崎Fと合意報道、移籍金は約10億円か

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2025年06月24日 08:02  サッカーキング

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現在は川崎Fでプレーする高井幸大 [写真]=兼子愼一郎
 プレミアリーグの名門として知られるトッテナムが、川崎フロンターレに所属する日本代表DF高井幸大の完全移籍による獲得で合意に達した模様だ。複数のメディアが一斉に報じている。

 イギリスメディア『BBC』の報道によると、トッテナムと川崎Fは500万ポンド(約9億9000万円)と見られる移籍金で、クラブ間合意に達したとのこと。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も、同様の金額でのクラブ間合意を報じている。

 なお、クラブに精通する『フットボール・ロンドン』のアラステア・ゴールド記者も高井の移籍を「サプライズ」と称し、既に交渉がまとまったことを指摘。テクニカルディレクター(TD)を務めるヨハン・ランゲ氏のスタッフチームが、高井をプレミアリーグでプレーできるセンターバックとして評価し、トーマス・フランク新監督の承認を経て、獲得が正式に決まったと伝えた。高井は約2週間後にトッテナムに合流予定となっており、レンタル移籍に出されることはなく、トップチームでポジション争いに身を置く予定だという。

 高井は2004年9月4日生まれの現在20歳。川崎フロンターレの育成組織出身で、U−12から順調にカテゴリーを踏破し、2022年2月には高校2年生にして“飛び級”でプロ契約を締結した。同年4月に行われたAFCチャンピオンズリーグ(現:AFCチャンピオンズリーグエリート)の広州FC戦でトップチームデビューを飾ると、2023シーズンからはセンターバックの主力として活躍している。

 2025明治安田J1リーグでは19試合に出場して2ゴールを挙げるなど、最終ラインの柱に君臨。AFCチャンピオンズリーグエリートでも9試合のピッチに立ち、川崎Fの決勝進出に大きく貢献していた。これまでに川崎Fの公式戦通算では78試合出場4ゴールを記録している。

 また、昨年夏にはU−23日本代表の一員としてパリオリンピック2024に出場し、3試合にフル出場。同年8月にはA代表にも初招集されると、9月5日に行われたFIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第1節の中国代表戦(○7−0)で、4点をリードした後半途中から出場し、日本代表デビューを果たした。これまでに国際Aマッチ通算では4試合出場を記録している。

 トッテナムは2024−25シーズンのプレミアリーグでは、11勝5分22敗の勝ち点「38」獲得にとどまり、プレミアリーグが20チーム制となって以降の最低順位を塗り替える17位でシーズンを終えた。だが、ヨーロッパリーグ(EL)では優勝を果たしており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。来季は3シーズンぶりにCLへ参戦する。

 シーズン終了後にはアンジェ・ポステコグルー監督が退任し、新たにブレントフォードからフランク新監督を招へい。今夏の移籍市場では、昨季途中よりレンタル移籍加入していたU−21フランス代表FWマティス・テル、オーストリア代表DFケヴィン・ダンソの完全移籍への移行が決定。発表されたのは2023年9月だったが、ハイドゥク・スプリトから18歳のクロアチア代表DFルカ・ヴシュコヴィッチの合流も予定されている。純粋な“新戦力”という意味では、高井はクラブにとって今夏2人目の補強となりそうだ。

 現在、トッテナムにはアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロ、オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン、ルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシン、ダンソらのセンターバックが在籍。今夏の移籍市場のなかで選手の入れ替わりが発生する可能性もあるが、高井は彼らとのポジション争いに身を置くこととなる。


【動画】若き“アジアの壁”! 高井幸大プレー集





このニュースに関するつぶやき

  • Jリーグが始まった頃は、猫も杓子も目指すはイタリアだった…。 お陰で語学のイタリア語学科は、それまで見向きもされなかった大学でさえも難関になったのは遠い思い出…(笑)
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