マクラーレンのルーキー、ダンがいきなり4番手に。トップは前戦勝者のラッセル/F1オーストリアGP FP1

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2025年06月27日 21:50  AUTOSPORT web

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2025年F1第11戦オーストリアGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)
 2025年F1第11戦オーストリアGPのフリー走行1回目が行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)となっている。角田裕毅(レッドブル)は17番手だった。

 アメリカ大陸でのカナダGPを終え、F1は再びヨーロッパに戻ってきた。今週末の舞台はレッドブルリンクで、持ち込まれたタイヤはハードがC3、ミディアムがC4、ソフトがC5と最も柔らかい組み合わせの3種類だ。

 気温24度、路面温度43度というコンディションで、現地時間13時半にセッションがスタート。このFP1ではフェラーリからディーノ・ベガノビッチが参加し、シャルル・ルクレールのマシンをドライブする。ベガノビッチのFP1参加は、第4戦バーレーンGPに続いて2回目だ。またマクラーレンからはランド・ノリスに代わって、育成ドライバーのアレクサンダー・ダンが初めてFP1に参加する。

 コース上はハードタイヤかミディアムタイヤに分かれており、ダンのみソフトタイヤで走行を開始した。ハード勢ではラッセルが1分6秒537でトップ。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが1分6秒342で2番手に続く。 ミディアム勢ではランス・ストロール(アストンマーティン)が1分6秒853で2番手につけていたが、フェルスタッペンが1分6秒489、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)が1分6秒540でストロールの上につけた。角田はハードで1分7秒344、1分6秒809とタイムを上げていき8番手だ。ミディアムで走行していたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、ギヤボックスに問題があると報告を受けピットに戻った。

 最初の走行を終えた後、各車ソフトタイヤを投入した。まずはラッセルが全セクターで最速タイムを記録し1分5秒776でトップ。ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)が1分5秒925で2番手に浮上、サインツが1分6秒017で3番手だ。最終コーナーではフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がスピンを喫したが、大事には至らずそのまま走行を続けた。

 セッション中盤にはコース上に出ているほとんどのマシンがソフトを履いており、レーシングブルズはアイザック・ハジャーが1分6秒110で9番手、リアム・ローソンが1分6秒234で14番手だ。角田は1分6秒338、1分6秒262とタイムを更新したが16番手。フェルスタッペンは1分5秒607で2番手に上がっている。ルーキーのダンは僚友ピアストリと0.224秒差の1分5秒766で4番手、ベガノビッチは1分6秒369で17番手だ。

 終盤は各車ユーズドタイヤでロングランに取り組んだ。タイヤは多くがミディアムとソフトで、4台がハードだ。トップのラッセルは「少し雨が降ってきた」と無線で報告していたが、最後まで天候が大きく崩れることはなくFP1は終了。ラッセル、フェルスタッペン、ピアストリというトップ3で、ダンが4番手に続いた。ダンはこのFP1において、高速コーナーでの速度も全20台中トップだった。

 5番手以降はピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ボルトレート、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、サインツ、ハミルトン、ハジャーとなっており、角田は17番手。トップのラッセルから19番手のエステバン・オコン(ハース)が1秒以内となっている。

[オートスポーツweb 2025年06月27日]

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