財源提示で「責任ある減税」=立憲民主党・野田代表インタビュー【25参院選】

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2025年06月30日 07:31  時事通信社

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インタビューに答える立憲民主党の野田佳彦代表=25日、東京・永田町の同党本部
 立憲民主党の野田佳彦代表は7月の参院選を前にインタビューに応じ、物価高対策として掲げる食料品の消費税率ゼロについて、「財源を示した責任ある減税だ。他の政党と一線を画している」と強調した。参院選後に自民党と「大連立」を組む可能性は否定した。

 ―争点は何か。

 物価高対策が最大の争点になる。われわれは原則1年の消費税の食料品ゼロ税率を打ち出した。1人2万円給付の財源は一般会計、特別会計の予備費から持ってくると明らかにしている。自民党(の給付案)はちゃんとした制度設計をしておらず、従来は無策だったがこれは愚策だ。

 ―減税を訴える他の野党との違いは。

 期限を決め、財源を提示していく責任ある減税だ。赤字国債を出すわけではなく、社会保障に穴をあけることもない。そこは他の政党と一線を画している。

 ―参院選の目標は。

 改選議席で与党を過半数割れに追い込むため、野党議席を最大化する。願わくば(参院)全体の過半数割れまで追い込めるよう頑張りたい。全体であれば政権交代にリアリティーが出る。

 ―野党の連立政権を目指すのか。

 基本的には単独(政権)を目指すのが筋だ。(議席が)足りない部分をどうするかはその後の話だ。

 ―共産党とは連立を組めるか。

 相当政策で一致しておかないと(できない)。どの党とも違いは基本的にあるので、共産だけでなく、どの党とも(連立は)そう簡単ではない。

 ―自民党との大連立の可能性はあるか。

 考えていない。

 ―社会保障と税の一体改革への思いは。

 社会保障改革は、われわれが政権を手放してからあまり進んでいない。もう1回再構築しなければいけないだろう。給付付き税額控除もせめて制度設計は確立して、石破茂首相も「一つの解だ」と言っているので理解を求めたい。

 ―制度実現のために大連立をする考えは。

 この1点だけでそんな大胆な話を考えようとは全く思っていない。賛同は大いに結構だが、それが大連立(につながる)とか、そこまでとっぴな話ではないと思う。 

インタビューに答える立憲民主党の野田佳彦代表=25日、東京・永田町の同党本部
インタビューに答える立憲民主党の野田佳彦代表=25日、東京・永田町の同党本部

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  • 男女共同参画の予算を半減させて、それを割り振れば何も問題無い位言ってみろよ(笑)
    • イイネ!3
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